【答辞】(一部抜粋)
〇ある日突然、新型コロナウィルス感染症のため学校が休校になり、私たちは当たり前の学校生活ができなくなりました。時には面倒くさいと思った学校も、いざ休校となると寂しいものでした。
〇楽しみにしていた修学旅行も、予定が変更されましたが、行くことができて本当によかったです。常にマスクを外すことのできない状況でしたが、楽しそうな声であふれていました。・・・大阪には行けなかったけれど、その分戦争や震災の恐ろしさを深く学ぶことができたと思います。
〇修学旅行が終わるとすぐに体育大会の練習が始まりました。・・・全員リレーや大縄跳びはとても盛り上がりました。私のクラスは大縄跳びのグループを得意な人とそうでない人に分けていました。最初は得意な人のグループが数を稼いでいましたが、練習を重ねるごとにどちらのグループも多く跳べるようになりました。体育大会当日は練習を大きく上回り、1位を取ることができ、努力することの大切さを学んだような気がします。
〇最後の三滝祭は感染症対策をしながら行われました。私はクラス合唱の指揮者だったので伴奏者や合唱実行委員と一緒に指示を出していましたが、中にはすぐにしゃべってしまう人や、面倒くさそうにしている人もいました。きっと指示され続けるのに疲れていたのだと思います。そこで、クラスのみんなに改善点を聞いてみると、もっとこうしたほうがいいと言ってくれる人や、プリントを作ってきてくれる人もいました。今年は、三泗音楽会がなくなってしまい、目標を失ってしまった人もいたと思います。そんな中でもみんなが頑張れたのは仲間の存在があったからです。
〇2年生の皆さんとは長い時間を共に過ごしました。私たちにとって一番最初にできた後輩で、もっといっしょにいたいという気持ちでいっぱいです。皆さんに伝えたいことは、悔いの残らない学校生活を送ってほしいということです。私自身、もっと楽しんでおけばよかったなあと後悔したことがたくさんあります。困ったときはお互いに手を取り合って頑張ってください。
〇家族にはたくさんの迷惑をかけました。それでも家族は私たちのことを支え続けてくれました。つらい時もうれしい時も、その気持ちを一番理解してくれたのは家族です。どんなつらいことがあった時も家族という居場所があったから頑張ることができました。私は家族のことが大好きです。これからもまだまだ迷惑をかけると思いますがよろしくお願いします。
〇3年生のみんな、みんなと過ごした時間は忘れられない思い出です。喧嘩することもあったけど、お互いに助け合える存在でもありました。・・・みんなと出会えたこと、3年間共に過ごしたこと、すべてが当たり前のようでかけがえのない日々でした。本当にありがとう。