四日市市立桜台小学校
 

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2023/08/21

四同研から学ぶ

| by 桜台小学校長
 8月20日(日)四日市市文化会館他で四日市人権・同和教育研究大会が開催されました。本校からも多くの教員が参加しました。基調提案に四同研大会の意味について以下のように書かれていました。

 現在の四同研大会は、同和教育を大切にしてきた人々が一堂に集まり、部落差別をなくすための実践をもとに討議する夏季合宿研修会を継承・発展させたものです。半世紀以上にわたるその取り組みは、人権・同和教育に対する認識や意識の高まりに一定の成果を上げてきました。今後も四同研は、これまでの取組を受け継ぎ、互いに語りあい、学びあい、つながる場としての役割を担いつつ、部落差別をはじめとするあらゆる差別の解消と、すべての人のいのちが尊重され、人権が守られる社会の実現に向けて、人権・同和教育の取組をさらに深めていきます。

 また、差別は今なお様々な形に姿を変えて生み出されていることを受けて、三重県が2023年4月1日に完全施行した「差別を解消し、人権が尊重される三重をつくる条例」についても触れています。ただ、法律や条例が施行されることだけで、それについてしっかり勉強するだけで差別がなくなるわけではなく、自分の心の中に刷り込まれた偏見や差別心に気づき、「差別をなくす当事者」として差別を自分の問題としてとらえ、差別解消に向けて取組を積み重ねていくことが必要とも書かれてあります。
 私が参加した分科会では、「生きづらさを抱える子ども」の思いに寄り添うとともにその周りがどうかかわるかにこだわった取組が報告されたました。その中で特に印象に残ったのが、発表者が自分自身の差別心に気づき、「自分が壁を作っていることがわかった」「自分と向き合えることができた」と自分の言葉で話をしてくれました。教職員が人権侵害に気づき、その問題点を見抜く力を高めることを本校学校づくりビジョン重点ポイントとしてあげていますが、このためにもまずは自分の子どもとの向き合い方を見つけなおすことが大事、そんないい機会になったと思いました。参加した本校の先生方にもいい学びがあってほしいと願います。
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