6/27(金)5・6限目地元内部の堀製麺の堀哲次さんが、社長としての経験やご苦労されたことなどをお話していただきました。戦後、お父さんが始められ、三重県の紡績会社などにうどんを提供されていました。生うどん、学校給食が始まって1週間に1度のうどんを提供されていました。スーパーマーケットでの販売もスタートされました。堀さん自身も高校生3年生ぐらいの時に配達をされてました。うどんは、乾燥しためん、そうめん、冷や麦、乾麺が主流で、ゆでた麺や焼きそば、中華料理屋さんにも麺を買ってもらっていたそうです。だんだんと会社が成長していった中で大変なことがありました。昭和51年、43歳のお父さんが胃潰瘍で入院され手術。手術の後、不幸にも亡くなくなられました。堀さんは、当時、小学校5年生、10人前後の社員、親戚の皆さんのおかげで、守っていただいたそうです。スーパーも順調に、高度経済成長にも乗っていきました。自社の営業の50%もスーパーがしめていたそうです。スーパーのおかげで助かったそうです。ちょうど20年ぐらい前、社長になり、商売する中でなかなか休みが取れない。家庭を持ち余裕がなかった。1990年ごろ、スーパーとの取引をやめる決断をされました。その時から会社の経営として、「あいさつと笑顔の実践」に取り組まれました。好き嫌いではなく、見返りを求めない。率先して挨拶をしていったそうです。「楽しくあいさつする。」「心に響く挨拶をする。」自然と社員の方との心が通じ合えるようになったそうです。社員さんが健康になり、休む人が少なくなったそうです。会社がよくなっていきました。コロナの時期も、乗り越えました。皆さんとチームになり、食品会社、外国との取引がストップする中、銀行からの融資ができ、3年間無利子で乗り越えたそうです。工場直販、屋外で工場直販にたくさんお客さんが来てくださった。コロナ禍でも助けられたそうです。「人間というのは、困った時に問題がおこった時、苦難の時どうやって解決にしていくか。」東京でラーメンの自販機販売が登場。買って家で食べる。2台の自販機を買い、チャーシューなどを売りました。知ってますか、三重県には、すごい会社があります。小麦の製品を作っています。ベビースターラーメンです。麺を細かくして子供たちに食べてもらう。すごい発想です。皆さん知っていますか。世界で小麦が1位、主食小麦、小麦粉は国内て食べられています。業界では、「あやひかり」が有名になっています。日本で450万トン作っています。ここでクイズです。世界でどれくらい小麦を作っているか、正解は、世界で6億トン作られているそうです。三重県には、4つの有名な小麦が、あります。「あやひかり」は伊勢うどんに適しています。その他、「さとのそら」「ニシノカオリ」「タマイズミR」があります。伊勢うどんは、400年ぐらい前からあるそうです。伊勢市では離乳食から始まり、伊勢うどんがこよなく愛されていました。伊勢神宮参拝のお客さんが、江戸時代から人口3000万人ぐらいの時に、たまり醤油で食べる。300万人から500万人ほどの人に食べられていたそうです。社長としていつも思うことは、「うどん食べてもらって幸せになってもらいたいという気持ち」、「失敗しても失敗しても頑張る。」ことが大事。日本創生一緒になって頑張りたい。「皆さんもこれから頑張ってほしい。」と言われ、話を締めくくられました。本日は貴重なお話を聞かせていただき本当にありがとうございました。ここで、生徒の感想を紹介させていただきます。生徒の感想から、お話の半ばで、「あいさつ」「笑顔」ということを大切にしているというお話がありました。「心の底から喜んだあいさつ」「楽しくあいさつ」「心に響くあいさつ」をすることで、知らないうちに心が通じ合えて、日ごろのあいさつってとても素敵なことだなと思いました。また、「自分の心の持ち方が大切で、明るく前向きな人になりたい。」と、今回の講演を聞き、思いました。ありがとうございました。

