5年生が、スタンドバイ株式会社から講師を招いて、“いじめ予防教室”を開きました。
子どもたちはまず、自分だったらどう行動するか考えながら、ある中学校1年の学級で起きた出来事を動画で視聴しました。
松尾さんは、定期テストの結果が返ってきた時、他の子のテストの結果を次々と見て、自分の点数より低い人のことを馬鹿にして調子に乗っていきました。
その日、りなさんのSNSに松尾さんのことを悪く言う書き込みがあったことをきっかけに、他のグループのSNSにも広がり、教室内でも影で笑う子が現れ、松尾さんへの悪口や嫌がらせはエスカレートしていきました。
そんなある日、SNSに「誰かが止めないと…」と、反対コメントが投稿されました。
ここで子どもたちは、自分ならどうするか、2つの行動から選択を求められました。
①松尾さんに対する悪口を止めるよう、SNSに書き込む
②何も書き込まない
子ども達は、自分の選択したほうに印をつけて理由をワークシートに書き込み、隣の子と意見を交流しました。
この場面の交流で大切なことは、この選択に“正解はない”ということと、自分と違う考え、反対の考えでもそれに対して意見することはせず、耳を傾けて受け止めること。
制限時間いっぱい聴き合った子どもたちに、講師から、こんな意見が出たのではないかという例がいくつか示されました。
「かわいそう」
「やりすぎ」
「誰かが止めないと状況は変わらない」
「書き込むともっとひどくなりそう」
「逆にいじめられるかもしれない」
「大人の人に相談しよう」などなど
これ以外に思ったことがあるか、講師が子どもたちに尋ねると、何人もの手が挙がり、自分の理由を話しました。
そして、①を選択した場合と、2を選択した場合。
それぞれ、その後どうなったのか、続きの展開を動画で見ました。
その動画では、書き込んだことで松尾さんも元気になりクラスも仲良くなりましたが、講師いわく
「そんなにうまいこといかないだろう」
結果はどうであれ、いじめを止めるために重要な役割を果たすキーパーソンは、“被害者”でもなく“加害者”でもない。
“観衆”であり“傍観者”の立場にある人の、声掛けや雰囲気づくり、相談といった行動が、いじめが止まる可能性を高くするそうです。
いじめがダメなことはみんな分かっているのです。
いじめが起きてしまったときに、勇気がいるし不安かもしれないけれど、自分にできることをすることが、いじめの解決につながるのだから、いじめに関わっている人もいない人も、相談できることを学んでほしいと、講師は子どもたちに訴えていました。
親、友だち、先生…、相談先はいろいろあるけれど、子どもたちのタブレットにインストールされている相談アプリ「STANDBY」もその一つ。
ということで、子どもたちは、タブレットを立ち上げて『STANDBY』を開き、試しに使ってみました。
最後に講師は、自分のお子さんとの経験を子どもたちに話したうえで、大人はいくらでも解決方法を持っているから、「意味がない」なんて思わず「解決するんだ」という思いで相談してほしい、思いを伝えてほしいと子どもたちに強く訴えて、この教室を締めくくりました。
四日市市が、全ての小中学生を対象に導入していて、子どもたちのタブレットにそれがインストールされている「SNS相談アプリ『STANDBY』」。
スタンドバイ株式会社は、『STANDBY』を提供している会社です。