ガスエネルギー館を発ったバスは、伊勢湾岸自動車道から知多半島道路を経由し、橋を渡って「中部国際空港 セントレア」へ上陸。
バスを降りた子どもたちは第2ターミナルの中へ。
ショップの間を通って向かった先は
「フライトパーク」
ここは、様々な展示物を通して学べる“空のテーマパーク”です。
実行委員と、約束事や心がけることを確認したら、“展示エリア”へGO!
目の前には巨大なジェット旅客機がドーン。
これは、ボーイング787の初号機。
360度ぐるっと回って全体を見ることができ、飛行機を支える大きなタイヤやジェットエンジンなども間近で見られます。
名古屋大学レゴ部の皆さんが制作した、ブロック作りのセントレアの模型や飛行機に使われている座席などが据えられ、パネル展示では、飛行機のしくみやボーイング787の開発ヒストリーが学べるようになっていて、航空の仕事についても紹介されていました。
子どもたちは、展示の一つ一つをじっくり見ながら、しおりにある5問のクイズの正解探しにも班の友だちと力を合わせて取り組みました。
フロアを歩き回って、飛行機と空港のことを学んだ子どもたち。
飛行機をバックに学級写真を撮り、フライトパークを後にしました。
これから向かうのは、屋外の「スカイデッキ」です。
またまたショップの間を通り、動く歩道に乗って第1ターミナルへ移動。
動く歩道にエスカレーターと、歩いて乗って「スカイデッキ」へ出ると、
「寒ーーーーーーーーーーっ!!!!!!」
気温が低いうえに雲によって日差しは遮られ、ビュービューと音を立てて風が吹いています。
それでも子どもたちは、とても広い空港と飛行機に興味津々。
解散の合図があるとブワーッと散らばり、フェンスにへばりついて滑走路の様子を眺めてそこにとまっている飛行機を見ていたかと思ったら、離着陸する飛行機を見ようと、デッキの先端向かって走っていきました。
スカイデッキ先端は、滑走路までは300m、飛行機が滑走路まで移動する誘導路までわずか50m程度と、飛行機を近くで見られるポイントです。
そこで子どもたちが見つけたのは、四日市コンビナートの煙突。
そして、四日市港ポートタワー。
川越町の火力発電所の高い煙突などなど。
「ここ、愛知県なのに、三重県が見えるの??」
と、不思議な感動をしている子もいました。
そうこうしているうちに、誘導路をゆっくり走る飛行機を発見。
「来たよ、来たよ」
「あれ、飛ぶんちゃう?」
滑走路に入って出発態勢に入り、いよいよ動き出すと
「動いたよ」
「来るで、来るで」
「速い!」
「来た来た来た来た来た!」
「行くよ行くよー」
そして離陸のとき
「やったーーーー!!」
「飛んだーーーーー!!!」
「バンザーーイ!!」
両手を上げて喜び、感動を表す子が何人もいました。
周りに一般のお客さんがたくさんいましたが、子どもたちはそんなことお構いなし。
素直に感動を表していました。
冷たい風が顔に吹き付け、とても寒かったのですが、そんな環境にも負けず、滑走路に向かう飛行機を見つけてはワクワクし、離陸の瞬間を見ては大騒ぎする子どもたちでした。
離陸を数機、そして着陸も見ることができました。
さらには、世界に4機しかないという貨物機「ドリームリフター」も見ることができました。
顔や体は寒くても、心は熱々になって見学を終えた子どもたちでした。
セントレアを後にして学校に向かったバスの車内では、再び実行委員の進行でレクをして過ごし、さらにさらに、教師からのサプライズ、“賞品付き ビンゴ大会”を楽しみました。
袋もバスは順調に走り、計画より早く四日市に到着。
学校に戻った子どもたちは、運動場で簡単に解散式をして帰路につきました。