3年生は国語で、「モチモチの木」という物語文を学習しています。
子どもたちは、「豆太は本当におくびょうだったのか」という、“全体の問い”に対する答えを導くために、場面ごとに“班の問い”を立てて読み進めています。
この時間は、四場面の前半。
子どもたちは、“自分の問い”を出し合ったうえで、この場面ならではという問いを班の友だちと相談して考えました。
「豆太は、じさまが死にそうになった時、どう思ったのか」
「豆太はおくびょうなのに、なぜ医者様を呼びに行くことができたのか」・・・
“班の問い”が立ったら、考えるツールを用いて一人ひとりが考えます。
子どもたちは、“クラゲチャート”や“ベン図”、“三角ロジック”に、根拠や手掛かりになる文を書きだし、豆太の“勇気度”をパーセントで表して、その理由を書いていました。
すると、ある班の子が、みんなに向かって話し出しました。
“班の問い”が決められない、というのです。
それに対してみんながアドバイスを送ります。
「同じところやよく似たところをまとめて決めれば」
「キーワードを見つけて作ったら」
この班は、再び問づくりに臨み、その後“班の問い”を立てられました。
臆病な豆太の、この場面での行動や心情を探ることで、また一つ、全体の問いにつながる何かが見えてくることでしょう。