現在、四日市市立博物館で、『丹羽文雄と手紙』展が10月26日(日)まで行われています。
これは、はまだっ子の大先輩である作家 丹羽文雄氏の没後20年に合わせて行われている特集展示です。

市立博物館は、文化勲章受章作家で、四日市市名誉市民である丹羽文雄氏の業績を永く伝えていくことを目的として、常設の『丹羽文雄記念室』も設けいています。

この記念室の入り口には、丹羽文雄氏がふるさと浜田をを想って詠んだ句
~ 古里は 菜の花もあり 父の顔 ~
が菜の花の画像とともに掲示されています。

丹羽文雄氏が自身の随想で「生涯で詠んだ唯一の俳句」と紹介しているこの句は、ふるさと浜田への想いに重なる菜の花の情景が伝わってきます。
手紙の内容を含め、小学生には難しい内容も多いですが、はまだっ子の大先輩である丹羽文雄氏の存在と、ふるさと浜田への想い、昔広がっていた菜の花の情景を想像するにはいい機会かもしれません。