3年生が南浜田の公会所に出かけ、この地区に古くから伝わる「南浜田舞獅子」と「富士の巻狩り」のことを教わりました。
教えてくれたのは、毎朝子どもたちを見守ってくれる、子どもたちも大好きなAさんと、南浜田の出身で、市内、県内の郷土史にとても詳しいMさんです。

公会所の2階に上がって行った子どもたちは、まずは、そこに広げられた獅子や装束などにびっくり。
持ってきたタブレットを早速起動して、
これをパチリ、あれもパチリ
あっちをパチリ、こっちもパチリ
初めて見るもの、珍しいものを撮っていました。
畳に座って、伝統文化講座が始まると、Aさんが中心になって実際に使うものやこれまで伝わってきた実物、写真などを見せながら話し、Mさんがそれを補う形でさらに詳しくしたり付け加えたりして、「南浜田舞獅子」と「富士の巻狩り」のいわれや歴史、今の状況などを教えてくれました。
驚いたことに、この子どもたちの中に「富士の巻狩り」に、お兄さんもお父さんもおじいさんも…と、代々参加していて、身につける立派な装束も家にあるという家庭がありました。
舞獅子は、昔は四日市まつりのとき“大山車(おおやま)”と呼ばれる巨大な山車のうえで舞っていましたが、その大山車が戦争で消失してしまったそうです。
また、北浜田地区にもあったのですが、担い手がいなくなったため、その獅子を南浜田が受け継いでいるとのことでした。
お話の途中、ところどころAさんが、
「~してみたい人おる?」
と、問いかけると、たくさんの手が挙がり、“ささら”という楽器を使わせてもらったり、イノシシの被り物やお面をつけさせてもらったり。
巻き狩りの衣装を着せてもらったときは、みんながその子を取り囲んで一斉にタブレットで撮影。
「○○くん、かっこいい」
「モデルみたい」
「スタイルいいから」
と、称賛の嵐。
人気アイドルが現れたのかと思うほどでした。
講座の後は、体験会。
Мさんの吹く笛に合わせてAさんが獅子に入って舞うところを見たり、こどもたちも獅子の中に入ったりしました。
順番に並んで獅子に頭をかんでもらった子どもたちは、これでご利益があると大喜びでした。
最後に子どもたちが、事前に調べたことをもとに知りたいことや気になること、分からないことを質問しましたが、お二人はその一つ一つに丁寧に答えてくれました。
この見学と学習を通して、地域に伝わる伝統文化・芸能に関心を持つ子や参加してみたいなと思う子が増えてくれたら、とてもうれしいです。
