6年生が、当校の学校薬剤師を講師に招いて「薬物乱用防止教室」を開きました。
話題は3つ。
①たばこ ②お酒 ③わるい薬物
まずは、たばこの話から。
関西在住で、たばこのことにとても詳しいネコのマチコとイヌの大五郎の軽妙なやり取りで、たばこの害を説明する「NO SMOKING LIFE is BEST」というビデオを視聴し、体に悪い4つの物質について学びました。
1つめは“ニコチン”。
ミミズがいるシャーレーに、ニコチンを入れると、それまで動き回っていたミミズが動かなくなって硬直し、体から血を流しました。ニコチンによって細胞が収縮し、血管が破裂したのです。
このようにニコチンは、末梢血管を収縮させ、血圧や脈拍を上げます。
2つ目は“タール”
たばこの煙を吸い込むとタールが肺にたまっていきます。
タバコを吸わない人と吸う人の胚の画像を比べると一目瞭然。吸う人の肺は、タールで黒ずんでいます。
毎日20本吸ったとすると、その量なんとコップ1杯分。
このタールは肺機能を低下させ、肺の病気を引き起こしたり、がんを発生させたりする恐れがあるのです。
3つ目は“一酸化炭素”
たばこの煙から、ニコチンとタールを取り除いたものを、ネズミのいる容器にそそぐと、ねずみが空気を求めるかのように立って暴れだし、やがて倒れてしまいました。
一酸化炭素は、肺から血管に取り込まれると、酸素を運ぶヘモグロビンと結びつきます。
ということは、体中に酸素を送る働きを阻害するということ。
火災のときなどに耳にする「一酸化炭素中毒」は、これがひどい状態です。
最後は“副流煙”
たばこの先から出る煙が、フィルターを通すことなく、周りにいる人の体に入っていきます。
その煙に含まれる有害物質は、主流煙の1.8倍から4.7倍。つまり、たばこを吸う人よりも害が大きいのです。
これらのほかにも、運動や美容にも悪い影響を及ぼすそう照す。
2つ目の話は、お酒のこと。
4つのクイズを通して、法律やアルコール依存症について確認してから、なぜ、お酒は20歳まで飲んではいけないかを学びました。
それは、脳が委縮したり、性の特徴に関係のあるホルモンに影響があったりするから。
“アルコール依存症”にもなりやすい。
体が成長中の子どもの飲酒は“超危険”!とのこと。
最後は、悪い薬のこと。
報道でしばしば耳にする「大麻」や「覚せい剤」などです。
「1回だけならだいじょうぶ」だいじょうぶじゃない!
「自分の意志でやめられる」無理、無理!
「薬物なんて関係ない」そんなことないよ!
「関係ない」と思っていても、5人に1人が何らかの方法で悪い薬に誘われているのが現状。
しかも、誘ってくるのは“友人”と“知人”を合わせて74%。
こんな人たちが“笑顔の天使”になって寄ってくるというのです。
そこで、誘われた時に断る方法として“4つお約束”を教わりました。
①きっぱり断る。
これができれば一番いいですね。でもなかなかそうは・・・
②話題を変える
全然関係ない話題、例えばアニメやスポーツの話をして、薬から話をそらしてしまう。
③繰り返す。
「お母さんに叱られるから」などということをひたすら繰り返して、諦めさせる。
④「3D作戦」
「でも、お父さんに…」「だって、おかあさんが」「どうしてぼくなの?」と、はぐらかす。
それでもだめなら、最後の手段“逃げる”。
そして、あとで、どうして自分に声がかかったのか考えてみましょう。
45分の教室で、多くの時間が割かれたのが“たばこ”のこと。
それは、たばこは健康に悪いというだけでなく、ほかの薬物への入口になるから。
スライドを見ながらの、講義形式の教室でしたが、時折冗談も交えた講師の軽妙な語り口に子どもたちは引き込まれ、45分間集中を切らすことはありませんでした。
