先週の2年生に続いて、今日は1年生が新正中公園に出かけました。
運動場に並んだ子どもたちは、教師から道中気をつけることなどの話を聞いて、虫たちが待つ新正中公園へ向かいました。
探検バッグを背負って肩から水筒を提げ、手に虫捕り網や虫かごを持って歩いていく子どもたちの後姿はなんだか勇ましく、「いざ、出陣」といった感じでした。
公園に着いた子どもたちは改めて集合し、現地で気をつけることと、探検バッグに挟んだワークシートについて話を聞きました。
そしていよいよ草の生い茂る公園へ。
子どもたちが草むらに分け入っていくと、ピョンと、小さな虫が跳ねます。
羽を広げて飛んでいくのはバッタでしょうか。
虫を見つけると子どもたちは、その虫めがけて網を振り下ろしてその網の中をそっと覗きますが、何も入っていません。
素早い動きは、虫他の方が一枚上手のようです。
アカトンボを追いかける子どもたちは、その素早い動きに翻弄されていました。
虫捕り網を高く掲げてトンボを追いかけますが、トンボは右へ左へ急カーブしたかと思えば急上昇も。子どもたちをあざ笑うかのように空を自由自在に飛び回ります。
しかししかし、子どもたちも負けてはいません。
しばらくたつと、虫の素早い動きにもだんだん慣れてきたようで、あっちから、こっちらか
「とった!」
「虫、つかまえた!」
「とったけど、何かわからん」
といった声が聞こえてきました。
バッタにコオロギ、テントウムシ
中には、もう成虫になったであろう大きなトノサマバッタを捕まえた子もいました。
地面の網を両手で押さえている子に
「何をとったの?」
と尋ねると
「トンボ」
との答え。
よく見ると確かに、網の中にアカトンボがいました。
逃がしては大変と、ちょっと助っ人。
網の中に手を入れてアカトンボをつまみました。
そのアカトンボを虫かごに入れようとすると、なんとねすでにアカトンボが入っているではありませんか。
この子は、2匹目を捕まえたのです。すごい!
一方。
網を持っていないこともあって、全くとれない子もいます。
そこで、私も虫捕りに参加。
コオロギやバッタを捕まえると、1匹も捕まえられないでいる子に
「ほしい人ジャンケンして」
と言って、勝ったこの虫かごの中へ。
虫かごのない子は、教師に袋をもらってその中へ。
子どもたちのためにはり切っちゃいました。
なんて言いながら、実は私も子どもたち同様に楽しんでいました。
夢中になって虫をさがし、見つけた虫を追いかけた子どもの衣服には、もう一つの虫、“ひっつき虫”がどっさり。
そういえば、ワークシートに虫だけじゃなくて、草花にも目を向けて見つけたら印をつけるようになっていたのですが、そちらはどうなったのでしょうか…?
まっ、いいか。
たくさんの生き物に会えたから。