朝、昇降口前に立っていると、6年生児童が「校長先生、今日6年生が音楽で合奏発表会をします。よかったら聴きにきてください」と声をかけてくれました。
喜んで行ってみると、素敵な音楽会が行われていました。
「ラバーズコンチェルト」という曲を、グループごとに演奏するのですが、演奏前にグループとしての工夫やこだわったところなどを話します。

そして演奏開始。
グループごとに4回ずつ演奏するのですが、使う楽器の組み合わせや強弱、速度の工夫などにより、同じグループが同じ曲を演奏しているのに、まるで違って聴こえます。

6年生を送る会で6年生が演奏したトーンチャイムなども登場し、きれいな音色を響かせていました。

聴く側の6年生も真剣そのもの。
静かに聴き入る時もあれば、手拍子をして盛り上がるところもあり、多彩な演奏に合わせて聴き手も順応し、演奏者と聴き手とが一体となっていました。

それぞれのグループの説明を聞くと、どんな演奏にするか考え、グループで何度も練習してきたことが伝わってきます。その積み上げの上にある演奏だからこそ、心に響くのかもしれません。

まさに小学校音楽の楽器演奏集大成ともいえる音楽会でした。
進行も児童が行い、最後の振り返りの時間となりました。

次々に手を挙げて語る振り返りからは、グループ練習で苦労したことや苦手な楽器演奏がだんだんと上達し嬉しかったこと、本番で練習より力が出せたことなどが出てきました。

最後は一緒に聴いた教職員から。
他の学習活動同様、こどもたちが協力して取り組んだことの素晴らしさや努力したことを認め、演奏で感じた達成感が自信となることなど、それぞれの教員が熱く語り、こどもたちも深くうなずきながら聞いていました。

これまで磨いてきた表現の力を発揮した合奏発表会でした。
朝、私に声をかけてくれた児童の行動は、上手に演奏できるかどうかよりも、こうしてみんなで努力し積み上げてきたこと、この仲間となら素晴らしい演奏会となることへの自信の表れだったのだと感じました。
さあ、今度は卒業式で、素晴らしい歌声を響かせてくれること、楽しみです。