体育科の“水泳”が始まりました。子どもたちにとって2年ぶりの水泳学習です。
トップバッターは3年生。
新型コロナウイルスの感染を防ぐため、いつもの年とは違うことがいくつもあります。それらについては、事前に教師からしっかり指導を受けていますが、確実に行うためにみんなで一つ一つ確かめながら進めました。
教室と学習室で着替えを済ませ、マスクをしたままプールサイドへ。
プールサイドでは、タオルは張られたロープにかけ、マスクはジッパー付きの袋に入れて物干しに吊るします。マスクを外したので、ここからはおしゃべりを控えます。
もう一度、サンダルを履いて運動場へ出て準備運動。前後の間隔を十分にとって整列し、声を出さずに屈伸をしたりジャンプをしたりして体をほぐします。
次は“地獄のシャワー”。
シャワーのカランは9つりあますが、人との間隔を取るために、使うのは4隅のものだけ。なので、2列に並んで、4人ずつシャワーを浴びます。そのまま、腰洗い槽にも4人で入ります。
シャワーでも「声出し禁止」なので、これまでのような「キャー!」という悲鳴や「冷たーーーーい!」という叫び声は聞こえず、みんな、グッと歯を食いしばって、静かに冷たさに耐えていました。
いつもの年よりも人と人の間隔をあけたり、人数を減らしたりして、入水前の準備を進めてきたので、時間はかかりますが、これも感染予防のため。
いよいよプールへ。入水です。
バタ足をしたり水をかけたりして水慣れをしてから、みんなで1列の輪になって、水の中を潜ったり走ったり泳いだりして、2年ぶりの学校プールを楽しみました。
子どものことですから、わかっていてもつい声が漏れてしまうことがありますが、一人一人が意識して声を出さずに活動していました。
感染防止を最優先に、時間割の編成や施設・設備の準備、子どもたちの動きを考えての実施ですので、授業時数は少なく、入水時間も短くなりますが、子どもたちが水に慣れ、水の中で動く感触や泳ぐ感覚を取り戻すことを大きなめあてととらえて指導していきます。
