新型コロナウイルス感染症の影響で、市立図書館を見学できない3年生のために、市立図書館が日永小に出張。職員3人が、図書館の中の様子を写した写真や図書を持って、お話しに来てくれたのです。
オープンスペースに2クラスずつ集まった子どもたちの前には白いスクリーンといろいろな本や資料が並んだテーブルがあり、書画カメラも据えられています。
それでは、出張見学会の始まり始まり。
スクリーンに最初に映された写真は、図書館の玄関。こにゅうどうくんが子どもたちを迎えてくれました。
入り口の「本の返却口」を見て玄関を抜けたら、子どもたちのためのスペース「児童室」の中へ。
相談カウンターの向こうには、子どもたちでも取りやすい高さの書架が並び、本だけでなく、子ども向けの雑誌の最新号も置かれています。
白い、洞穴っぽい場所は「おはなしのかまくら」。絵本を読んで聞かせてくれる、静かで何もない空間です。
右には、小さい子どものために畳の敷かれているところや、小中学生が勉強できるスペースもあります。
続いて、「一般成人室」へ。
ここでは、一般の人は入れない「書庫」を案内してくれました。
中には、天井に届く高さの書架がいくつも並び、さらに、本を探すときにだけ動かして入って行く「可動式書架」もずらり。
いったいどれほどの図書が入っているのでしょうか。
視力の低い人や文字の読みにくい人も、本を楽しんだり調べものをしたりできるように用意されている「点字・録音資料室」には、点字図書や内容を録音したCDなどがあり、郵送もしてくれるとのこと。
職員が実際の点字図書を開いて見せてくれると、子どもたちから「エーッ!?」という驚きの声が上がりました。なぜなら、どのページも、“真っ白”だったから。
全ての市民が読書を楽しめるように、様々な工夫や取り組みがなされている市立図書館。休日に、また、長期休業中に、家族と是非訪れてみてください。
まだ貸出カードを持っていない子は、これを機会に作ってみてはいかがでしょう。
