保々中学校の校舎から西側を見ると、雄大にそびえる鈴鹿山脈が見えます。では、東側を見るとどうでしょうか。10年前は、近くには田園風景があり、やや遠くには新第3紀の地殻変動や古木曽川水系が大量の、砂、泥、れきを運んできたことでできた小高い丘が見えていました。ところが、今は新名神高速道路や、丘にはキオクシア(旧東芝メモリ)の巨大な工場が見えます。さらに比較的新しい道路である員弁バイパス(国道365号線)も見え、この道路は隣接する町の大型ショッピングモールや、インターチェンジにつながっていきます。このように校舎から見える東側の景色は変わりつつあり、一定の開発も進みました。しかし、今でも保々地区では自然の豊かさを感じ、子供たちは地域の人たちに支えられながらすくすくと育っているように思えます。自然との調和を大事にしながら、「持続可能な開発」について、学校でもしっかりと考えていきたいです。(写真 左10年前 右 現在 【角度と季節がやや違います】)

