新型コロナウイルスの患者やその家族、あるいは医療従事者の方々に対する偏見や差別が続いています。この現状を踏まえ、今年度も全学級において人権教育の授業に取り組んでいきます。
3年生では、道徳『うわさ話・つらい気持ち』で、うわさ話を信じたり広めたりしてしまうことがつらい気持ちを作ってしまうことを学びました。この学習を踏まえて、新型コロナウイルスにかかってしまった子がクラスにいたときに、どんな言動で迎えるのかを考え合いました。子どもたちからは、「うわさをながす人はいないから、不安にならなくていいよ。」、「もし、へんなうわさをながす人がいたら、そんな人は友だちじゃない。」「よくがんたったね。いっしょにあそぼう!」「安心して、学校にきたらいいよ、サッカーをいっしょにしてあそぼう。」「だいじょうぶやで、心配することは何もないでね。」など、温かいメッセージを考えていました。今回のような取り組みを通して、人を傷つけるのではなく人を励ます情報の大切さを学び合っていきます。子どもたちには、人を傷つける情報かどうかを見極める人権感覚や思考力を身につけ、あらゆる差別をなくす人に育ってほしいと思います。
