2019/07/18 | 夏休みの読書~図書館司書より本の紹介~ | | by 学校より |
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夏休みを前に司書の方から2冊のおすすめの本の紹介です。
夏休みは、時間がたっぷりあります。たくさんの本に出合うチャンスです。
今回は「植物」をテーマにした本を2冊紹介します。
先日、『愛なき世界』三浦しをん/著(中央公論社)という小説を読みました。内容は、T大学のそばにある料理屋で見習いとして働く藤丸君が、大学で植物を研究している木村さんに一目ぼれするも、木村さんが愛してやまないのは人間よりも「植物」で・・、というものでした。木村さんになかなか振り向いてもらえない藤丸君の様子もさるものながら「植物って言われてみれば不思議な面がたくさんあるなぁ。」「知らないことを追求するって面白いなぁ。」と、読み終えました。
今回、そんな植物の中でも「ちょっと怖い」特徴を持った植物を散りあげた本が図書館に仲間入りしました。 それが、「ほんとうはこわい植物図鑑」小林正明/監修 高橋のぞむ/絵(大泉書店)です。
ハエトリグサのように「虫にとって怖い」植物から、毒があって「人間にとっても怖い」植物まで、様々な植物が紹介されており、きれいな花を持つ植物の意外な一面に「やっぱり植物は奥が深い」と感じる一冊です。
『愛なき世界』も『ほんとうはこわい植物』も図書館にあるので、ぜひ読んで下さい。