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タグホイヤーから2025年の新作 カレラ クロノグラフ 39mm スモーキーパープル CBS2219.FC6607。

タグホイヤーから2025年の新作情報です。CBS2219.FC6607 カレラ クロノグラフ 39mm スモーキーパープル。

タグホイヤーから2025年の新作情報です。

カレラ クロノグラフ 39mm スモーキーパープル CBS2219.FC6607。

パープル系文字盤が本当に増えてきましたね。

人気のタグホイヤースーパーコピー 代引き専門店このカレラは23年の新作で、グラスボックス仕様のクラシカルなクロノグラフでジワジワと人気が出ているモデルです。



今回は39mmノーマルモデルと42mmのトゥールビヨン クロノグラフ CBS5017.FC6605 がリリースされました。

タグホイヤーのトゥールビヨンは比較的安価でCBS5017.FC6605は4,812,500円。

こちらは200本の限定モデル。



搭載キャリバーTH20-00は80時間のロングパワーリザーブ。

100m防水、デイト表示付き、超盛り上がった風防、短めのラグが特徴となっております。



燦然たるパープル
スモーキーパープルの深みのある色合いに、サンレイ加工サテン仕上げの洗練されたダイヤル。ブラックのサブダイヤルとのコントラストが印象的なデザインをさらに際立たせています。



タイムレスなクラフツマンシップ
サテン&ポリッシュ仕上げステンレススティール製39mmケースには自社製自動巻ムーブメント キャリバーTH20-00を搭載。シグネチャーのグラスボックスデザインはベゼルレスで、耐久性を確保したクールでモダンなシルエットを湛えています。



ユニセックスの汎用性
ダイヤルを引き立てているのが、パープルのライニングをあしらったブラックカーフスキン パンチングレザーストラップです。CAPSAセルフストラップ交換システムが、その日の気分に合わせてストラップをカスタマイズすることを可能にし、スタイリッシュな演出が着用する楽しさをもたらします。

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CBS2219.FC6607


タグ・ホイヤー カレラ
クロノグラフ
自動巻, 39 mm, スティール製
CBS2219.FC6607
最先端のデザインと鮮やかなカラーの融合がスタイルを格上げするタグ・ホイヤー カレラ クロノグラフ。印象的なサンレイ加工サテン仕上げのスモーキーパープル ダイヤルに、精度とエレガンスを兼ね備えた、どんなシーンにもマッチする大胆なユニセックスのタイムピースです。
オンライン限定
タグ・ホイヤー ロゴ入り時計ケース付属
¥ 995,500



キャリバー TH20-00
ムーブメント 自動巻
自社製ムーブメント はい
パワーリザーブ(時間) 80
振動数 28800 (4Hz)
機能 時, 分, 秒, クロノグラフ:1/4秒計、30分計、12時間計, 日付

ケースサイズ 39 mm
厚み 13.9 mm
ラグの間のサイズ 20.7 mm
防水性 100 m
素材 スティール製 サテン/ポリッシュ仕上げ
リューズ スティール製
ケースバック サファイア – スティール製
ブレスレット/ストラップの素材 レザー
カラー ブラック
仕上げ パンチング加工
バックル フォールディングバックル プッシュボタン – スティール製
ダイヤル仕上げ サンレイ加工のサテン仕上げ
カラー パープル
インデックス アプライド



まとめ


いかがでしょうか?

「【2025年新作】タグ・ホイヤー CBS2219.FC6607 カレラ クロノグラフ 39mm スモーキーパープル」でした。

100万円ですからね、正直高いかな?って思います。

60万円くらいが理想ですけど、もうその価格帯では勝負しないのでしょう。

ただ、カラーダイヤルは面白いですよね。

キレイな文字盤が広がっていくと良いな~。

  • 2025年06月07日(土)10時58分

アノマ A1のストーリーはそのシェイプから始まる。

英国を拠点とするこの新しい時計ブランドは、ヴィンテージのインスピレーションを現代風にアレンジし、手ごろな価格で提供するというおなじみの手法を使用しているがA1は少し異なる見た目を持っている。この時計は1950年代にデザイナーのシャルロット・ペリアン(Charlotte Perriand)がデザインしたテーブルの形からインスピレーションを得ているが、ほかにもジルベール・アルベール(Gilbert Albert)がパテック フィリップ(およびほかのブランド)のためにデザインした作品、ハミルトン ベンチュラ、カルティエ ペブルなどの影響も感じられる。

オーデマピゲコピー 代金引換優良サイトスティールケースはポリッシュ仕上げのトライアングルで、サイズは39×38mm(厚さ9.45mm)だがラグのないデザインのおかげでやや小さく感じられる。グレインレザーのストラップ(グレーまたはサンドの2色)は、従来のバネ棒を使用してケースバックに取り付けられている。写真でお気づきかもしれないが、ポリッシュ仕上げのケースはあらゆる方向に光を反射する。

三角形のダイヤルシェイプはケース内でほんの少しずらされており、A1のアシンメトリックな魅力をさらに高めている。金属製のダイヤルは縦方向にサテン仕上げされており、3層のブルーラッカーを塗布している。その結果多くのヴィンテージウォッチをほうふつとさせる、クロスヘアがデザインされた豊かなツートンブルーダイヤルとなる。最後に、リーフ針はケースシェイプを模倣するために少し誇張されたカーブを描いている。

A1の内部にはセリタ製SW100が搭載されている。これは同メーカーの小型自動巻きムーブメントで、約38時間のパワーリザーブを持つ。A1をさらに薄くするために手巻きムーブメントでもよかったが、リューズが三角形ケースの頂点に位置するため操作がやや難しく、そう考えると自動巻きムーブメントが最適かもしれない。リューズを引き出して時刻を設定するとき、“ゴーストデイトポジション”がある。つまり、セリタ SW100にはデイトホイールがあり日付調整用のリューズポジションがあるが、A1にはデイト窓がないためこのポジションは何の役にも立たない。より洗練されたブランドは、このゴーストポジションを取り除くために追加の努力をする。

とはいえ、A1は主にデザインが魅力であり、そのデザインを気に入るかどうかがポイントである。

まとめると、これはマイクロブランドという手法に新たな風を吹き込んだものだ。アノマ A1はミッドセンチュリーデザインをインスピレーションにしているが、既存のヴィンテージデザインを直接模倣するものではない。アノマ A1の予約注文は6月6日から7月6日まで、アノマの公式ウェブサイトで受け付けており、価格は1300ポンド(日本円で約26万円)である。限定版ではないが、最初の100本は個別にシリアルナンバーが振られ、それ以降のものには番号が付かない。予約注文の期間が終了すると、アノマはこの構成のA1を再び製造することはないという。なお納品は2025年1月を予定している。

我々の考え
アノマ A1は意図的にデザイン重視で作られている。トライアングルの時計は万人向けではないが、A1はその目的を達成している。つまりミッドセンチュリーのインスピレーションに敬意を払いつつも、現代的な雰囲気を醸し出しているのだ。ポリッシュ仕上げのケースは丸みを帯びて有機的であり、対照的にツートンのクロスヘアダイヤルは堅い印象を与え、全体のデザインにいい緊張感を与えている。アノマは、かつてA Collected Manで4年間在籍していたマッテオ・ヴィオレ・ヴィアネッロ(Matteo Violet Vianello)氏によって設立された。マッテオ氏いわく、最も直接的なインスピレーションは1950年代にペリアンがデザインしたテーブルから得たとしているが、時計になじみのデザイン要素も取り入れている。

しかし過去や今のほかのどの時計ともあまり似ていない。1950年代のテーブルを思い起こさせる一方で、1960年代から70年代にかけて一時的に流行したシェイプウォッチの精神を2024年に落とし込んでいる。その一方で、A1の価格はその緻密なデザインを考慮すると妥当である。ケースはしっかりとつくられており、高価な時計で見られるような厳密な公差はないが、大小を問わず、この価格のどのブランドにも期待されることだ。

多くのブランドが初リリースにこれほど大胆なデザインを採用することは少ないが、A1はちょうどシェイプウォッチが注目されている時期に市場に投入された。しかしこうしたユニークな構造の時計は多くの人にとって高価すぎるか、または希少すぎて購入を検討することさえ難しいのが現状だ。以前にも述べたように、次世代の若いブランドが新しいデザインに挑戦し、大手の既存ブランドが試みることができない、あるいは試みようとしないことを実行しているのを見てうれしく思う。

APのリマスター02が発表され、カルティエの時計が依然として人気を誇り、さらにはベルネロン ミラージュも話題になっているなかで、さらにシェイプの異なる時計が登場することに対して肩をすくめるのは簡単だ。しかし、これはまだ市場のごく一部に過ぎない。そして前世代の新興ブランドは、カラトラバオマージュやダイバーズウォッチを数多く世に送り出したのに対し、アノマの視点はよりエキサイティングだと感じる。

最後に、アノマがA Collected Manと同様に光と影を巧みに操ることに成功したため、ブランドから提供されたプレス画像をいくつか紹介する。スペックはこのあと記載しよう。

基本情報
ブランド: アノマウォッチ(Anoma Watch)
モデル名: A1

直径: 39mm×38mm
厚さ: 9.45mm
ケース素材: 316Lステンレススティール
文字盤: ツートンラッカーブルー
夜光: なし
防水性能: 50m
ストラップ/ブレスレット: ラグ幅18mmのグレインイタリアンレザー(グレーまたはサンド)

anoma watch a1 buckle
A1のバックルも楽しい形状だ。

ムーブメント情報
キャリバー: セリタ製SW100
機能: 時・分
直径: 17.2mm
厚さ: 4.8mm
パワーリザーブ: 約38時間
巻き上げ方式: 自動巻き
振動数: 2万8800振動/時
石数: 25
追加情報: すべての時計に2年間の保証が付属

価格 & 発売時期
価格: 1300ポンド(日本円で約26万円)
発売時期: A1は6月6日から7月6日で予約注文が可能。最初の100本にはシリアルナンバーが入るが、それ以降のものにはシリアルナンバーが付かない。予約注文期間が終了すると、アノマはこのモデルを再び製造することはないという。デリバリーは2025年1月を予定。

  • 2025年05月16日(金)15時42分

現代の高級機械式時計において高く評価されている機能の多くは、

たとえば、エキゾチックな素材で作られたムーブメントプレートや歯車、何百年も前の複雑機構を極めて現代風に洗練させたバージョンなどである。実際のところ堅実で信頼性が高く、そこそこ正確な時計が欲しいなら、工業的に製造されたレバー脱進機を備えた現代の自動巻き時計(ちなみにレバー脱進機は約250年前に考案されたものである)を超えるものは非常に少ない。そして、最先端の精度を追求する困難な作業は、10億年に1秒の精度を持つ原子時計を開発する原子力科学者にほとんど委ねられている。

 しかし金属製ゼンマイの形状を微調整することで、たとえばマリンクロノメーターやポケットクロノメーターにおいて、1日のわずかな秒単位の偏差を減らすことができた時代の名残がいくつか残っている。そのひとつが特殊な形状のヒゲゼンマイである。現在、一般的な実用時計では、これらは通常ニヴァロックス社のバリエーションかシリコン(またはロレックスのパラクロム)、そしてフラットなブレゲ/フィリップス内端曲線を持つ巻き上げヒゲのいずれかの形状をしている。ただ最近は、円筒形や球形といった異様な形をしたヒゲゼンマイも見かけるようになった(モンブランやジャガー・ルクルトがその一例である)。そして今回のジラール・ペルゴの時計から分かるように、これらはどこからともなく現れたものではない。

約1860年製、非常に初期のジラール・ペルゴ懐中時計、球形ヒゲゼンマイ搭載
girard perregaux chronometer pocket watch, 1860
口コミ第1位のシャネル時計スーパーコピー代引き専門店この懐中時計は、ジラール・ペルゴの創業からわずか数年後に製作された。

girard perregaux spherical balance spring chain and fusee
外蓋と内蓋を開けると、ムーブメントが見える。

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 この時計はいくつかの点で非常に興味深い。まず第1にコンスタン・ジラール(Constant Girard)は1852年にラ・ショー・ド・フォンでGirard & Cie社を設立しており、これが(GPミュージアムが言うには)1860年に完成したと仮定すると、その完成はジラール・ペルゴは創業からわずか4年ということになる。文字盤には“Girard & Comp'y London”と記されており、最初はGarrard & Co.(元クラウンジュエラー)と混同するかもしれないが、同社も同様に歴史のあるまったく無関係な会社である。実際コンスタン・ジラールは19世紀中頃、ロンドンに小規模ながらも立派な店を構えており、消費者に直接販売するだけでなく会社の輸出拠点としても機能していた。当時、そしてそれ以前から、いくつかのスイスの時計製造会社はより遠方への輸出のために時計をロンドンに送ることを好んでいた。例えば、ボヴェは長年にわたり、広州(広東)で大きな存在感を持つために、連絡窓口としてロンドンに事務所を構えていた。

 当時のイギリス製時計はこのGPといくつかの類似点があるが、大きく異なる点もあった。一般的にイギリス製の時計にはGPで見られるようなバー型のブリッジどころか、そもそもブリッジ自体を持っていなかった。代わりに4分の3プレートの構造を持ち、テンプ以外の部分がほとんど見えないようになっている。しかし、この時計は当時の高級イギリス製時計と同様に、フュゼチェーン機構を備えている。この写真ではフュゼの円錐形と、それに巻かれたチェーンをはっきりと見ることができる。また、チェーンが実際のゼンマイの香箱に巻かれているのも見て取れる。

girard perregaux fusee chain
ゼンマイ香箱に巻かれたフュゼチェーン機構。

girard perregaux fusee cone
実際の円錐形に巻き付けられたフュゼチェーン。

 今日、フュゼチェーンは(一般的に非常に高級な)現代の時計でも見られるため我々はフュゼチェーンになじみがある(例えば、A.ランゲ&ゾーネのリヒャルト・ランゲ “プール・ル・メリット”など)。しかしその歴史はさらに数世紀前にさかのぼる。またレバー脱進機が登場し、それ以前のバージ脱進機(世界で最初に知られた機械式脱進機で、ゼンマイのトルクのわずかな変化にも非常に敏感に反応する)ほど必要でなくなったにもかかわらず、究極の精度を追求する時計職人たちは依然としてフュゼチェーンを使用していた。

girard perregaux inner dust cover chronometer pocket watch
これは鍵巻き式のクロノメーターである(製造者が明確に伝えたいように、時計の外側に特徴を誇示することは今に始まったことではない)。中央の穴は時刻合わせ用で、右上の穴は時計を巻くためのものである。

 その仕組みは非常にシンプルである。この特別なGPは鍵で巻き上げ、時刻合わせを行う。フュゼの中心にある四角いスティール製のペグに合うソケットが鍵についており、ケースバックの開口部を通して差し込む(シャーロック・ホームズの物語のひとつに、ホームズが時計の巻き穴周辺の金地に無数の傷があることから、時計の所有者が震える手で巻き上げていたと推測する場面がある)。鍵を回すことで、チェーンがフュゼの円錐形に巻き付き、ゼンマイの香箱から外れる。香箱が解かれると、チェーンは再びフュゼから引き戻される。フュゼの基部には歯車があり、これが大歯車で実際の歯車列の最初の歯車にあたる。大歯車が回転すると、歯車列を伝ってガンギ車とテンプに動力が送られる。

three finger bridge girard perregaux movement
9時位置から、ゼンマイ香箱、フュゼ、3番車、4番車、ガンギ車、そしてテンプが見える。

 円錐形のフュゼは、ゼンマイが完全に巻き上げられているときに機械効率が最も弱く、パワーリザーブの限界に達したときに最大の機械効率が発揮されるよう設計されている。この仕組みは10段変速の自転車のようなものだ。ペダルがゼンマイ香箱、チェーンはそのままチェーン、そしてフュゼは自転車のリア(後輪)ハブにある歯車のようなものである。小さな後輪ギアは登坂時によりよい機械効率を得るために使用し、大きな後輪ギアは平坦な地形での走行に使用するように。

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 ちなみに、少し考えるとフュゼに問題があるのが分かるだろう。時計を巻き上げる際にチェーンをフュゼに巻き戻すと、そのあいだだ歯車に動力が伝わらず、時計が止まってしまう。この問題を解決するために、ジョン・ハリソンがいわゆる“動力維持ゼンマイ”を発明した。基本的には、円錐形のフュゼ内に小さな補助バネを設置し、時計を巻き上げているあいだも大歯車にトルクをかけ続ける仕組みである。

The fusée-like arrangement of gears in a bicycle: common underlying problems can produce very similar solutions.
自転車におけるフュゼのような歯車の配置。共通する根本的な問題は、よく似た解決策を生み出すことがある。

 歯車から歯車へと次々に進むと最終的にガンギ車に到達する。これはゼンマイ香箱と脱進機のあいだにある歯車を指す“輪列”のことだ。これが輪列の最後の歯車である。その目的はゼンマイ香箱のゆっくりとした回転を、ガンギ車の速い回転へと変換するためだ。ガンギ車はテンプを動かし続ける役割を果たしている。通常のレバー脱進機では、ガンギ車は小さなSS製のレバーを前後に動かしてテンプを押すことで、間接的にこの役割を果たす。この仕組みは優れているが、レバー脱進機にはよく知られた問題がある。レバーがガンギ車に接触する部分にオイルが必要になるのだ。自転車を所有している人なら誰でも知っているように、オイルは時間が経つと粘りが出てしまう。

 1860年製のこのGP クロノメーターは別の選択肢を示している。それはデテント脱進機の採用である。デテント脱進機を搭載した時計では、ガンギ車の歯がレバーを通じてではなく直接テンプを押しながら進む。これにより効率が大幅に向上し(レバーを使用するとエネルギーが失われるため)、ガンギ車の歯にオイルを塗る必要がなくなるため、時計の速度が長期間にわたって安定する(それでも時計全体の清掃とオイル差しはときどき必要であり、輪列のピボットにはオイルが必要である。また時計職人が“一般的な汚れ”と呼ぶものの侵入は避けられないこともある)。この時計はピボット・スプリング・デテント脱進機と呼ばれる特殊なデテントを採用しているが、この時計が製造された当時のデテント脱進機はすべて“クロノメーター・エスケープメント”とも呼ばれていたため、内側のケースバックには大きく“Chronometer”と記されている。

 デテント自体はガンギ車の動きをブロックする非常に薄い金属の刃であり、輪列の上流側のギアからかかるテンションで押さえられている。テンプが揺れる際にデテントにわずかな力を与えるとデテントが脇に移動し、ガンギ車が回転してテンプの中心部を押す。そしてデテントが元の位置に戻り、ガンギ車が1歯以上進む前に再び止まる。この動作が繰り返される。デテント脱進機はほぼ理想に近いものだが、ひとつ欠点がある。強い衝撃を受けると、デテントがガンギ車を不適切に進ませてしまうことがあるのだ。しかしその利点はポケットウォッチやマリンクロノメーターのような衝撃をあまり受けない時計やクロノメーターではその長所が欠点を上回る。

girard perregaux pivoted detent escapement
中央にあるのがダイヤモンドのエンドストーンが付いた温度補正テンプ。右端のコックはデテントのピボットを保持しており、ガンギ車がテンプのすぐ中央下に見える。内側のケースヒンジにわずかなキズがあるが、これはこの年代の金無垢ケースでは珍しくない。

girard perregaux detent escapement and bimetallic balance
センターにはピボットデテント、ゴールドのガンギ車が見える。

 では球形ヒゲゼンマイの本題に入ろう。時計のヒゲゼンマイは、精度の正確性を確保するために最も重要な部品と言っても過言ではない。それほど重要であるため、時計の性能はヒゲゼンマイの性能次第と言われることもある。理由はこうだ。存在するすべての時計やクロックには、どんなにシンプルであってもふたつの基本要素がある。それは振動子と、その振動をカウントしてそれを維持するメカニズムである。振り子時計には振り子が振動子としてあり(時計にはテンプ、クォーツ時計には水晶振動子がある)、ムーブメントは振り子をやさしく押して揺れ続け、同時にその回数をカウントする。いくつかの歯車のピボットに針を取り付けて時間を読み取れるようにすると、それだけで時計が完成する。

Shortt-Synchronome free pendulum clock, NIST Museum. This clock was tested for accuracy in 1984 and found to be accurate to one second's error in 12 years.
ショートシンクロノームという自由振り子時計。NIST博物館に所蔵。この時計は1984年に精度テストが行われ、12年間で1秒の誤差という高精度が確認された。

 ではなぜ振り子時計が驚異的な精度を出すことができるのか?(実際、最も優れた振り子時計は年間で1秒以内の誤差で動作することができる)。基本的に、どの振動子にも“外乱力(押す力)”と“復元力(振動子を中立に戻す力)”がある。錘駆動の振り子時計の場合、押すための動力は歯車の軸に巻き付けられたケーブルやチェーンに取り付けられた重りから来る。一方で復元力は中立に戻す力、すなわち重力だ。そしてここが重要なポイントである。重力の引き戻す力は、振り子を押す力に正比例している。ブランコを押すことを考えてみてほしい。強く押せば押すほど遠くまで振れ、戻ってくるときその分強く顔にぶつかるだろう。つまり振り子は押す力の強さに関係なく、常に同じ時間で振れることを意味する。この特性を“等時性”と呼ぶ(実際には100%正確ではないが、基本を理解するためのいい近似値である)。

 テンプを持つ時計の場合は少し異なる。押す力は主ゼンマイから来ており、復元力はヒゲゼンマイが担っている。貧弱なヒゲゼンマイには、重力と同じように復元力を保つという非常に困難な役割がある。ヒゲゼンマイにとっては残念なことに、それは地球の重力と同じ作用はしない。地球の重力は、5.972×10の24乗kgの鉄や岩(そして人々や犬や猫やファーストフードレストラン)が、太陽の周りを周回する軌道にぶら下がっているために生じる時空に巨大で信じられないほど安定した歪みを生じさせるものだ。それに対してヒゲゼンマイはただの小さなバネである。壊れやすく、熱や寒さ、磁気、さらには私の知る限り過酷な厳しい言葉にも影響を受ける。したがってヒゲゼンマイがその役割を果たすためには、あらゆる手段を講じてその可能性を最大限に高める必要がある。そのためのひとつの方法は、内側と外側のアタッチメントの形状を工夫し、等時性を妨ぐ力を最小限に抑えることである。これが、ブレゲ/フィリップスのオーバーコイルや球形ひげゼンマイの目的である。

 この美しくも少し風変わりなアイデアを思いついたのは誰だろうか? 実は球形ヒゲゼンマイは非常に頭脳明晰な人物の発案であった。1897年版のアボットの『Antique Watches And How To Tell Their Age(アンティーク時計とその年代の見分け方)』によると、この時計が完成する50年前、1810年にル・ロックルのフレデリック・ウリエ(Frédéric Houriet)が発明したと書かれている。ウリエはヌーシャテルで生まれ、パリで時計製造を学んだ。彼はアブラアン-ルイ・ブレゲ(Abraham-Louis Breguet)の友人であり、また最初期のトゥールビヨン時計の製造者の一人でもあった。彼の人生は故ジャン=クロード・サブリエ(Jean-Claude Sabrier)による『フレデリック・ウリエ: スイスクロノメトリーの父(Frédéric Houriet: The Father of Swiss Chronometry)』に詳しく記されている。

spherical balance spring girard perregaux
球形ヒゲゼンマイは非常に珍しい。もうひとつのユニークな特徴は、バイメタルテンプの内側面にブルースティールが使われていることだ(通常は無処理のSSが使用される)。

 球形ヒゲゼンマイは、いわば強化版のオーバーコイルみたいなものだ。下端は“コレット”と呼ばれる小さなカラーによってテンプの中心部に取り付けられている。上端は“スタッド”に取り付けられており、これはレギュレーターのすぐ後ろにある突起で、上にふたつのネジがある(レギュレーターには、ひげゼンマイの最後のコイルが通るふたつのピンがある)。テンプが揺れるとゼンマイは伸縮するが、フラットなゼンマイは呼吸するように左右非対称に伸縮する。これによりテンプの軸に不要な横方向の力が生じる。一方、球形ひげゼンマイは完璧に同心円状に“呼吸”するため、等時性の向上に役立つはずである。少なくとも、それが狙いである。

 ある日本刀の専門家が言ったことがある。(要約すると)“刀は美しくてもいいが、常に問われるべきは“それが機能するか”である”と。球形ヒゲゼンマイもその一例であり、時計製造の歴史において、その発明者が高い期待を寄せたにもかかわらず、結局は期待ほどの価値がなかった多くのもののひとつであった。1940年版の『ブリテン(Britten's)』では、球形ヒゲゼンマイを“純粋な奇形”と表現している。また時計製造において、ジョージ・ダニエルズ(George Daniels)博士(彼は時計職人の虚栄心を見抜くのが得意だった)はこう書いている。“球形ヒゲゼンマイはスイスのクロノメーター製造者によって時々使用された...このゼンマイには実用的な利点はない...しかし時計収集家のなかには、このような手の込んだ技術を非常に評価する者もいる。達成するのがより困難であることが示唆されるほど、より工芸技術を愛するのである”。


文字盤と針の精巧さと品質はムーブメントと同じレベルであり、同様に洗練されている。

 それはともかく、この157年前の機械には非常に感動的な何かがある。この時計がつくられた時代には多くのことが解明されていたが、まだ解明されていないことも多かった。そしてこの種のものをつくる人々が真に岐路に立ち、年に1度の見本市で裕福な愛好家を驚かせたり、彼らに見栄を張らせるだけでなく、本当にリスクを取って挑戦していた。今日では空疎に時計学の進歩と呼ばれるものには、生死を賭けた重要な意味があったのである。

 ウォルト・オデッツ(Walt Odets)博士はかつて、時計は精密さ、職人技、機能的な美しさがほほかに類を見ない形で組み合わされたものであると書いている。また古い医療器具を例に挙げていた。トロカール、骨ノコギリ、拡張器のように恐ろしいものではないことを感謝しなければならないが、彼の指摘は的を射ている。そしてこの時計のように、精度という捉えにくい目標を達成するためにつくられたものを見ると、今日の時計製造ではなかなか見られない精密さへの執着と職人技の誇りが感じられる(公平に言えば、1860年当時もそれが非常に一般的だったわけではないが)。

 ウリエの発明は、その当時は素晴らしい直感の閃きであったが、最終的には実を結ばなかった。一般的な現代の時計製造において実用的な目的は果たさないが、機械式時計製造そのものと同様に、知的な楽しみと美的な喜びの源として今も生き続けている。

  • 2025年05月16日(金)15時41分

光り輝く2本のステンレススティール製G-SHOCKの対決で、

多くの時計愛好家がそうであるように、私も数多くのG-SHOCKを所有している。そのなかにはHODINKEEによるすべてのリリースも始め、私が同社に入社する以前に購入したものも含まれている。ざっと見積もって、11本か12本というところだろうか。正直、何本あるか分からない。タンスの引き出しにしまい込んで、いつの間にか増えていることが多い。私のウィッシュリストも、同じくらいには長い。毎年、無限とも思える数の型数が発表され、それぞれがまったく違うので、私のブランド別ウィッシュリストのトップが別のG-SHOCKに取って代わられることもしばしばだ。

比較的手ごろな値段で“新しい時計”を手に入れたいと思ったとき、私はG-SHOCKのリストに目をとおし、ひとつひとつを消していく。言い訳をするつもりはない。しかし、今年の初めにG-SHOCKがGM-B2100AD-2AJFとGMW-B5000D-2JFという2本の新しいフルメタルモデルを発表したとき、G-SHOCKコレクションにもうひとつG-SHOCKを加える時が来たと感じた。

G-SHOCK GMB2100AD-2A and GMWB5000D-2
今、フルメタルのG-SHOCKが欲しくてたまらない。ロレックススーパーコピー代引き 激安ここ1年ほど、しばらく前に買い逃したGMW-B5000TCF-2JR(ブルーとグレーの迷彩チタン)をeBayで探していた。この時計は、GMW-B5000TVB-1JR(コッパーとブラックの迷彩)とGMW-B5000TCC-1JR(回路基板パターン、正確にはサーキットボード柄)と並んで、本当にクールな時計のトリオのひとつだった。しかし、それぞれ20万円前後と、私が“新しい時計を買う”ために使う数百ドルよりもはるかに“本格的な腕時計代”の領域に入り込んでいた。今に至るまで、私は10万円前後もするマッドマスターという選択肢を避けてきた。しかしそれは多くのバリエーションのうち、どれがいいか決められなかったからでもある。それもむべなるかな。マッドマスターは本格的なスペックの時計だからだ。しかしスティール製の新しいGM-B2100AD-2AJRとGMW-B5000D-2JRの価格は8万8000円(税込)と8万4700円(税込)で、私が精神的に正当化できるG-SHOCKのプレミアム価格のちょうど頂点にあると感じた。問題は、どちらが優れているかということだった。

G-Shock GA2100 1-A-1
筆者が初めて所有したG-SHOCK GA-2100-1AJF、通称“カシオーク”は、2020年のValue Propositionのために撮影された。

私の記憶では、私はG-SHOCKの長年のファンであり、GA-2100を初めて“カシオークと呼んだ人間”だった。変な話だが、それ以前にG-SHOCKという時計を所有していた記憶がない。GA-2100はそれ自体がアイコンとなり、そのValue Propositionの地位やデザインの素晴らしさについて、次から次へとストーリーが生まれた。私が2020年にHODINKEE Shopでフリーカメラマンとして稼いだ99ドルの資金で初めて買った時計でもある。多くの人がこの時計をメタルケースとブレスレットに改造したが、2022年にGM-B2100が登場し、どうやら彼らが望んでいたものを手に入れたようだ。私も欲しかったが、少しだけ納得がいかなかった。

G-SHOCK GMB2100AD-2A
GM-B2100は確かにクールだった。しかしちょっと奇妙に見えた。ケースは信じられないほど高度に磨き上げられ、プラスチックに樹脂のように加工した金属をコーティングした時計のように見えた。安っぽく見えるのではないかと心配になった。

新しいGM-B2100AD-2AJF(基本的には変わらないが、文字盤が大胆なブルーになっている)を箱から取り出したとき、縦49.8×横44.4×厚さ12.8mmのSS製ケースとブレスレットの重さに驚いた。事前にスペックを確認していたら、手首に装着したブルーメタルの“GM-B2100”の165gという重量に対して、心の準備ができていたかもしれない。オーデマ・ピゲのRef.16202(少なくともプラチナ製で約250g)より軽いとはいえ、このSS製のGM-B2100がブラックベイ フィフティ-エイト(145g)よりも重いのには面食らった。新しい素材であっても、この時計はG-SHOCKに期待される耐衝撃性、タフソーラーによる充電、200m防水、そして節電のためにニュートラルポジションにセットされ、暗闇から取り出すと正しい時刻に“巻き上がる”アナログ時・分針を備えている。

G-SHOCK GMB2100AD-2A
今、私の隣のテーブルの上に置いてあるそれを見て、もう1度手に取ったとしてそれほどしっかりとした時計に感じられるかと聞かれると分からない。私にとっては、そこが逆に魅力なのだ。超軽量素材について私が何を理解しているかにかかわらず、私の脳の一部は重厚さを品質およびプレミアム価格と同一視せずにはいられないのだ。手に取ってみると、1万5950円(税込)の樹脂製のGA-2100から8万8000円(税込)のメタル製にステップアップすることは、非常に理にかなったことだと分かる。

G-SHOCK GMB2100AD-2A
しかし近寄って見てみると、その高級感は少し薄れてしまう。ブルーの文字盤は目を引くが、今にして思えば、ロイヤル オーク “ジャンボ”を思わせるスティールとブルーの組み合わせに引かれてしまった私には、少しばかり鼻についてしまうかもしれない。確かにこれはオーデマ ピゲのコピーやオマージュを狙ったものではないが、ポリッシュ仕上げのケースだけでも十分に派手で、私が着用したときに時計界隈以外の友人からいくつか指摘を受けたし、ブルーの文字盤もそれほど目立ちはしなかった。「それって、ほかの時計みたいに見えるってこと?」。そうかもしれないし、違うかもしれない。しかし、どうやら一部の人々から見るとちょっとやりすぎに感じるようだ。

G-SHOCK GMB2100AD-2A
価格面での上昇は見た目だけでなく、アップグレードされたこの時計にはいくつかの機能も追加されている。GA-2100とは異なり、カシオのアプリとBluetooth接続することで、自動時刻修正、簡単な時計設定、約300の世界時間都市からの選択、時刻と場所の設定、より便利なリマインダーの設定、さらにはスマートフォンの追跡機能まで利用できる。私はさっそくボタンを押すたびに鳴るピピッという音をオフにする機能を使っている。どのモードに設定されているかは、9時位置の小さなパワーリザーブ風インジケーターで確認でき、ワールドタイム表示、アラーム、100分の1秒ストップウォッチなどのデジタル表示も備えている。しかしディスプレイはかなり小さく、これまで私はGA-2100を主に時間表示のためだけに使い、ほかのデジタルに関連する機能はすべて埃をかぶったままにしてきた。

次にブレスレットについてだ。読みやすさを考慮し、GM-B2100AD-2AJFとGMW-B5000D-2JF両方のフルメタルブレスレットについての私の考えをひとつの項目にまとめようと思う。というのも、実際に違いがあるのかどうかが分からないからだ。ブレスレットの上部と側面の主表面はわずかにサテン仕上げが施され、ベゼルと調和すると同時に、時計のファセットに見られる鏡面とは対照的なコントラストをなしている。サテンブラッシングは非常に繊細で、ブレスレットに施されたディンプル部のミラーポリッシュによって強調されている。

G-SHOCK GMB2100AD-2A
表向きはラグ穴の代わりにあるネジでブレスレットを時計から外すことができるが、その次に何するべきかは分からない。G-SHOCKを改造している人はたくさんのアイデアを持っていると思うが、私はブレスレットがケースとうまく一体化し、接続部を軽く押すだけで調整できることに満足した。リンクの両側にあるバネ棒型のピンを同時に押すだけで、簡単にリンクが外れる。私の7.25インチ(約18.4mm)の手首に合わせるために、4つのリンクを無理なく外すことができるほど、この時計には十分なリンクが付属していた。

G-SHOCK GMB2100AD-2A
GM-B2100AD-2AJFが私の目に少し平凡に映った最後の点は、デュアルLEDライトの存在だった。これはオリジナルのGA-2100に搭載された照明機能と同じものだが、あの照明がどれほど期待外れだったかを今の今まで忘れていた。文字盤とデジタル表示の両方を明るく照らすが、従来のG-SHOCKのバックライト表示と比べると見劣りする。もう一方の時計にもう1点加点したことで、(正式なレビューに入る前に)この戦いにおける私の方向性が見えてきただろう。

G-SHOCK GMB2100AD-2A
先に紹介した時計が他ブランドの別モデルに少し似ていたところで、GMW-B5000D-2JFが“クラシック”なG-SHOCK 以外の何ものでもないことに異論はないだろう。初代G-SHOCKであるDW-5000Cのデザインを踏襲しているが、今作ではケースとバンドの樹脂をスティールに置き換えている。このクラシックなスタイリングに引かれて、過去にフルメタルのモデルをいくつか検討したことがある。マッドマスターのような時計も好きだが、これはG-SHOCKのもっとも純粋な姿だ。

G-SHOCK GMWB5000D-2
サイズは縦49.3×横43.2×厚さ13mmとほぼ同じだ。ふたつの時計のケースバックを並べて見ると、もはや見分けがつかないだろう(下の画像を参照して欲しい)。ソーラー充電や多くの計時機能など、ほかの多くのスペックに変更はない(詳しくは記事の下部を確認してくれ)。デジタル表示が大きくなったことで、日付を確認したり、アラームをセットしたり、ストップウォッチを使ったりする機会が増えた。“GA-2100”では無視していた機能だ。

G-SHOCK GMWB5000D-2
さらに、GMW-B5000D-2JFにはマルチバンド6の電波受信機能も搭載されている。G-SHOCKでは珍しくない機能だが、まだ知らない人にとっては魅力的なものだろう。時計に内蔵された耐衝撃性を備えた小さなアンテナは、電波と同期して(窓の近くであれば屋内でも)時刻修正をおこなってくれる。アメリカでは、コロラド州フォート・コリンズのWWVBがその電波を発信している。地域については、G-SHOCKのウェブサイトで確認可能だ。まあしかし、さまざまな意味で、このふたつのどちらを選ぶかは個人の好みによるだろう。

G-SHOCK GMWB5000D-2
文字盤のアイコニックなレンガ模様(ブルーのアクセントが入っている)と、より高級感のあるバックライト付きディスプレイを見れば、GMW-B5000D-2JFが私にとってよりよい選択肢であることに疑いの余地はない。残念ながら私には無制限の予算があるわけではないので、時計の買い物に関しては、いくつかのルールやガイドラインを自分に課している。自分のコレクションのギャップを埋めてくれそうなものを吟味するだけでなく、そのブランドがもっとも象徴するものは何かということもよく考えるようにしている。41mm径のケースを買うくらいなら、ロイヤル オーク “ジャンボ”を買うのを我慢するのと同じだ。“GA-2100”のデザインはG-SHOCKのなかでも斬新で、2本の針がメカニカルな雰囲気を醸し出している。しかし、GMW-B5000D-2JRのほうがG-SHOCKらしさを感じる。鏡面仕上げのスチールケースは大胆すぎるというなら、PVD加工を施したGMW-B5000BPC-1JFもある。

G-SHOCK GMWB5000D-2
どちらの時計が勝つのか? 今にして思えば、私はすべての選択肢を十分注意深く見ていなかったような気がする。なぜなら、もしかしたらメタル製の“カシオーク”が私にふさわしい世界線もあっただろうからだ。GM-B2100PC-1AJFやGM-B2100BPC-1AJF、あるいは“フルメタルポリクロマティック”は、この時計が少し“鼻につく”という私の不満を解決してくれる可能性がある。それぞれの時計には異なる文字盤カラーとケースのコーティングが施され、オーデマ ピゲが見せる美学に偏ることなく、ブランドの製品にちょっとしたバラエティを加えている。しかし正確には、私の資金を多く割いたG-SHOCKの勝ちである。この記事を書き終わるまでに、GMW-B5000TCF-2JRとGW-5000U-1JFの“スクリューバック式オリジン”を注文し、さらに私がレビューしたふたつのモデルをオーダーした。私のG-SHOCKが不可解なほど増殖すると言ったのはご存じだろうか? 結局のところ、私にもその一端があるのかもしれないと思い始めている。

G-SHOCK GMWB5000D-2
G-SHOCK GM-B2100AD-2AJF。縦49.8×横44.4×厚さ12.8mmのSSケース、200m防水、スクリューバック。Bluetooth対応でスマートフォンとの同期が可能。アナログ表示による時・分にデジタル表示、高輝度ダブルLEDライト、ワールドタイム(38タイムゾーン)、1/100秒ストップウォッチ、カウントダウンタイマー、時刻アラーム、曜日・日付フルオートカレンダー(2099年まで)、針退避機能、12/24時間表示切替機能、6カ国語表示。クォーツ式のソーラームーブメント、ソーラー充電で7カ月(充電後、光にさらさずに通常使用した場合の駆動期間)、パワーセーブモードで18カ月。ステンレススティール製ブレスレット、3つ折りクラスプ付。価格:8万8000円(税込)

G-SHOCK GMW-B5000D-2JF。縦49.3×横43.2×厚さ13mmのSSケース、200m防水、スクリューバック。Bluetooth 対応でスマートフォンとの同期が可能。電波修正機能付き(マルチバンド6)。フルオートLEDバックライト付きデジタル表示(スーパーイルミネーター)、39都市から選べる5本のワールドタイム、1/100秒ストップウォッチ、カウントダウンタイマー、5本の時刻アラーム、曜日・日付フルオートカレンダー(2099年まで)、12/24時間表示切替機能、6カ国語表示。クォーツ式のソーラームーブメント、ソーラー充電で10カ月(充電後、光にさらさずに通常使用した場合の駆動期間)、パワーセーブモードで22カ月。ステンレススティール製ブレスレット、3つ折りクラスプ付。

  • 2025年05月16日(金)15時38分
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