1月9日(火)、3学期の始業式を行いました。みんなで校歌を歌い、校長が話をしました。さらに、大谷翔平選手からいただいたグローブをお披露目しました。
【校長の話】
新しい年になりました。1月1日のことを「元日」といいます。元日の午後、石川県の能登半島でとても大きな地震がありました。
1月2日の夕方には、東京の羽田空港で、飛行機の事故がありました。
大きな災害と大きな事故が、続けて起きました。このことについて、三つ話をしますので聞いてください。
一つ目は地震の大きさです。
元日の地震ではたくさんの建物が倒れました。がけ崩れや津波も起きました。地面全体が大きく傾き、能登半島の西側は4mも持ち上がりました。そして、多くの方が亡くなっていて、見つからない方もたくさんいます。本当に大きな地震だったことがわかります。
近い将来に起きる南海トラフ巨大地震は、元日の地震とは比べ物にならないぐらい大きいと予想されています。私たちは、南海トラフ巨大地震に備えなければならないと思います。
二つ目は「人間は一人では生きられない」ということです。
元日の地震では、電気がこない停電、水が出ない断水が起きています。食べ物、燃料なども足りないようです。私たちは、電気や燃料、水や食べ物がある生活が当たり前だと思っています。しかし、この当たり前の生活は、いろいろな人のいろいろな仕事、つまり分業によって成り立っています。そして、大きな地震が起きると、この分業の仕組みは壊れてしまいます。今、避難生活を送っている方々のニュースを見れば、人間は一人では生きられないということがわかります。
三つ目は協力することの大切さです。
2日の飛行機の事故では、旅客機に乗っていた人全員が脱出できました。エンジンから炎が上がり、機内に煙が入っていました。数分間、機内に閉じ込められていた乗客は、とても怖かったはずです。
こんなとき、300人以上の乗客が先を争って逃げだしたらどうなるでしょう。狭い通路や出口で詰まってしまい、多くの人が逃げ遅れるはずです。でも、そうはなりませんでした。全員が乗務員の指示をよく聞いて、協力して整然と避難ができたのだと思います。
さて、次にうれしいニュースを紹介します。
アメリカ大リーグの大谷翔平選手からグローブが届きました。「小学生にもっと野球を楽しんでほしい」という願いを込めて、全国およそ2万校あるすべての小学校に3個ずつ送っていただきました。
グローブは3個です。500人以上の子どもが先を争って使おうとするとどうなるでしょう。使い方については考える必要があるので、少し待っていてください。
今日から3学期が始まります。この学年、この学級で過ごす時間は残り少なくなってきました。仲間と共にしっかり学んでください。
校歌を歌っています。

久しぶりにみんなの顔を見ることができ、うれしいです。

大谷翔平選手からいただいたグローブ。使い方は体育委員会で考えてもらいます。
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