職員室前の廊下に、5人の1年生が現れました。肩から探検バッグを提げ、手には鉛筆を持って。
バッグのバインダーを見ると「がっこうだいすき」と題されたワークシートがはさまれていました。子どもたちは、グループで学校を探検していたのです。
廊下を歩いていると、前から後ろからいくつものグループがやってきます。
「理科室はどこですか?」
「この椅子は、どこにあるか知りませんか?」
入学してから入った部屋は、1年の教室と図書室、そして体育館くらい。特別教室のある北校舎なんて、通ったこともないでしょう。あっちへ行ったりこっちへ来たり、階段を上ったり下りたりしても、お目当ての場所がみつからないのでしょう。
「○○さんを見ませんでしたか?」「どうしたの?」
「歩いていたらいなくなっちゃった」
あれあれ、困った。はぐれてしまったようです。
と、そこへ、探していた子がやってきました。ホッ、一件落着。これからは仲良く一緒に回りますよ。
チェックポイントは5つ。それぞれのポイントで、あるものを選んだりがいこつの数を数えたりするミッションに挑戦。さらに、イラストの椅子がどの特別教室のものか選ぶクイズにも。
1年生にとって、とても広くて複雑なつくりの学校を探検。
どこにどんな部屋があるか、廊下がどのようにつながっているかなどなど、学校のことがわかってきたかな。
グループの友達と、仲良く楽しく歩き回った1時間でした。