4年生の理科では、乾電池でモーターを回して、乾電池の向きやつなぎ方と電気のはたらきの関係を実験を通して探っていきます。
この時間は、実験に使う器具を組み立てていました。
羽のついたモーターと乾電池、スイッチを導線でつないで“回路”をつくります。つないだら、それらが“輪”のようにつながり、きちんと回路ができているか確かめます。できていたらスイッチオン。
すると、モーターが「ウィーン」と音をたてて回り出し、モーターの軸につけた羽も回って「ブーン」という音と共に風を送り始めました。
子どもたちは、
回る羽に手をかざして「風が来た!気持ちいい」
モーターを手に持って風邪を頬に当てながら「涼しいーー」
などと、ミニ扇風機から出る風を楽しんでいました。
すると、事件が…!
女の子が扇風機を持って風邪を顔に当てていたら、羽が顔にどんどん近づいていくではありませんか。その子もあわてています。
なんと、前に垂れた髪の毛が、モーターの軸に絡みついて巻き取られていたのです。回る力は弱いとはいえ、早く扇風機を止めないと…。
その時私がすぐそばにいたので、右手で「バッ」と、回る羽をわしづかみにし、スイッチを切りました。左手で髪の毛をつまみ、モーターをそーっと引いてみると、羽がクルクル回り、軸に絡まっていた髪の毛がほどけました。
セーフ
痛い思いをせず、髪の毛を切ることもなく難を逃れました。
実験中に事故には、くれぐれも要注意!
