読書週間期間中は、いろいろな読み手による“絵本の読み聞かせ”が企画されています。
今日の20分休みの読み手は、図書委員の子どもです。
校内放送で、読み聞かせがあることが伝えられると、低学年の子どもを中心に、続々と多目的ホールに集まってきました。
カーペットのマスに合わせて間隔をあけて座り、始まるのを待ちました。
読んだ本は「カラスのパンやさん(作:かこ さとし)」。
“そばやさん”や“てんぷらやさん”など、「カラスの○○やさん」シリーズの1つです。
どんなお話しかというと…
いずみがもりの木の上にはたくさんのからすのうちがあり、その中くらいの木に「からすのパンやさん」のお店がありました。
その「からすのパンやさん」のうちに四羽のあかちゃんが生まれ、お父さんとお母さんは、優しく大事に育てました。
パンやさんなので朝早くから起きてパンを作り、お店の掃除をし、お客さんにパンを売り。その合間にあかちゃん達をあやしたり、抱っこしたり。おっぱいをあげたり、おしめをとりかえたりと、とにかく忙しいのです。
そのうちに、お店がちらかってきて、お客さんも減っていき…とうとう貧乏になってしまいました。お店で売れなかったパンやこげたパンなどは、みんな子どもたちのおやつになりました。ところが、そのおやつパンが、まわりの子どもたちの間で評判になり、みんなが買いにくるようになったのです。
そこで、「からすのパンやさん」は、とっても素敵な、変わった形のパンばかり、たくさん作ります。かにパン、うさぎパン、パンダパンにはじまり、バイオリンパン、テレビパン、じどうしゃパンまで、何と80種類以上!
香ばしいにおいが森いっぱいに広がり、パンやさんは…大フィーバーで、またまた大忙し!!
皆さんも、一度手に取ってみては。