「テトラパック」を知っていますか。
正三角形の面を4枚組み合わせた立体。
そうです。以前、牛乳パックに使われていた形です。
2年生は図工で、色画用紙でそのテトラパックをつくり、画用紙をさらに貼ったり絵を描いたりして“生き物”を作っていました。
オープンスペースの床には、印刷室で取りためている色画用紙の端切れがどっさり広げられていて、子どもたちはそこから作りたいものに必要な色の画用紙を席に持って行って創作活動に励みます。
子どもたちのつくっている様子を見て回っていると、
「変な目になっちゃった」と言って何かの顔の一部を見せてきましたが、パッと見てそれがペンギンだとわかったので
「そう?これペンギンでしょ。すぐわかったんだからうまくできてると思うよ」
と返しました。
別の子が「できた」と言って指さしたのは、青い生き物。
寒い海にいる海獣ということが一目でわかりました。
ほっぺから伸びるひげ。口から地面に向かって突き出す長い牙。
拍手をしそうな前足と大きなひれのような後ろ足の違いもよく表されています。
この子が作ったのは北極海に住む「セイウチ」でした。
みんな集中して、でも楽しそうにはさみを動かしたりのりを付けたりしていました。