四日市市立山手中学

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三重県四日市市大字東阿倉川70



 学校教育目標 : 人間性豊かで、自分で考え行動できる生徒の育成
 めざす学校像 : 笑顔希望にあふれる学校
 めざす生徒像 : 美しいものに感じ、自分他者大切にする生徒
 

日誌


2015/12/17

家庭学習と学力の関係

| by 山手中     
昨日に引き続き、、四日市市教育委員会作成の『四日市の子どもたちの学力・学習状況や生活状況は?』リーフレットから、話題を提供したいと思います。
本日は、このリーフレットの4ページ「家庭学習」についてです。

以下の内容は、4月に全国の中学3年生に対して行われた全国学力・学習状況調査の結果をもとにしたものです。
下の表は「学校の授業時間以外に、普段(月~金曜日)、1日当たりどれくらいの時間、勉強をしますか。(学習塾や家庭教師含む)」という質問に対しての回答です。
  山手中学校四日市市 全国
 2時間以上
24.932.9 35.7
 1~2時間 38.534.3 33.3
 1時間未満 32.9 28.6 25.6
 全くしない 3.3 4.2 5.3
表を見ていただいて分かるように、4月の山手中学校の3年生の家庭学習の時間は全国と比べても、四日市市の平均と比べても、少なくなっています。
学習時間と平均正答率の関係は下のグラフです。

当然のことですが、学習時間が長いほど、正答率が高くなっています。

また、下は「家で計画を立てて勉強をしていますか?」という質問に対しての回答です。
  山手中学校四日市市 全国 
 している21.1  16.316.5 
 どちらかといえばしている35.7 32.8 32.3
 あまりしていない35.737.336.3
 していない7.5 13.5 14.8
この回答から、山手中学校の生徒は半数以上の生徒が、計画的に学習を進めていることがわかります。
これは四日市市や全国と比べても高い数値になっています。
下のグラフは「計画的にしている」「どちらかといえばしている」と答えた人を「肯定」、「あまりしていない」「していない」と答えた人を「否定」とし、それぞれの正答率を比較したものです。

見ていただいてわかるように、計画的に家庭学習を行っている生徒の方が正答率が高くなっています。

これら2つの資料を総合すると、山手中学校の生徒は、家庭学習の時間は短いが、効率的に学習しているように判断できます。
さらに深く考えるならば、もう少し学習時間を長くすれば、学習効果はさらに高まり、学力向上につながると考えられます。

昨日の「携帯電話・スマートフォン、テレビゲームの使用時間」とあわせて考えると、家庭での生活リズムがとても大切であるということがわかります。

最後に、iPhoneやiPadを創りだしたスティーブ・ジョブズのエピソードを紹介します。
彼は自分の子どもたちには、自分で開発したiPhoneなどの機器を使わせなかったようです。
それは、家族との会話を大切にし、親子でコミュニケーションを取ることを重視したからです。
そういった血の通った会話の時間こそが、子どもを社交的に育てることにつながると考えたからだそうです。

上のデータを詳しくお知りになりたい方は、四日市市教育委員会のHPをご覧ください。
ここをクリック
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