国立青少年教育振興機構が発表した「青少年の体験活動等に関する実態調査(平成 26年度調査)」からの話題提供、第3弾です。
第1弾はこちら → お手伝いと自己肯定感の関係第2弾はこちら → 生活習慣と自己肯定感の関係
青少年の体験活動等に関する実態調査 ← 詳細はここをクリック質問項目 ← 質問はここをクリック
調査結果のポイントには、
「保護者がしつけに力を入れている家庭ほど、子供の自己肯定感や道徳観・正義感等が高くなる傾向がある。」
とまとめられていました。
これを裏づけるグラフが下です。
しつけに関する質問項目は21項目あり、以下のようになっています。
夜ふかしをしないで早く寝ること
毎朝、起きなければならない時間にきちんと起きること
毎朝、きちんと朝食を食べること
家事の手伝いをすること.
与えられたお小遣いの中で計画的にお金を使うこと
家で「おはようございます」「いってきます」「ただいま」「おやすみなさい」といったあいさつをすること
近所の人や知り合いの人に「おはようございます」「こんにちは」「こんばんは」といったあいさつをすること
インターネットやコンピューターゲームを長時間やりすぎず、時間を守って遊ぶこと
自分の思ったことをはっきりと言うこと
周りの人に迷惑をかけずに行動すること
自分でできることは自分ですること
わからないことは、そのままにしないで調べること
先のことを考えて、自分で計画を立てること
困った時でも前向きに取り組むこと
人から言われなくても、自分から進んで行動すること
誰とでも分け隔てなく、つきあうこと
人の話をきちんと聞くこと
困っている人がいたときに手助けすること
相手の立場になって考えること
ルールを守って行動すること
友だちが悪いことをしていたら、やめさせること
どれも大切なことばかりですね。
辞書には、「しつけ」とは、「礼儀作法を身につけさせること、または、身についた礼儀作法」と書いてあります。
「しつけ」いう漢字は、躾と書きます。
この漢字は、中国から伝わったものではなく、日本で創られた漢字だそうです。
「礼儀作法を身につけることは、美しいことである」
「しつけとは、美しいものを身につけさせることである」
そんな思いを込めて、創った漢字なのではないでしょうか。
美しいものを身につけることが、よりよい生活につながり、それが自己肯定感を高めることにつながっていっているということでしょう。
美しいものを身につけ、美しい生き方をしていって欲しいと思います。