国語科で「走れ」の単元を学習しています。この単元では、物語の最も大きな変化が起こるところを、山場(クライマックス)ということについて学びます。山場を通して、中心人物の様子や気もちはどのように変化したかを話し合っていきます。
めあてとして「人物の気もちの変化をとらえよう」と焦点化して話し合いが深まっていきます。教師が「どこで、物語がぐうんとかわったと思いますか?」と問うと、さまざまな意見が出されていきます。
・「おなかがへったよう」のところだと思います。理由は、そこからのぶよも大きな声で言ったからです。
・「姉ちゃん、いけっ!」「のぶよ、いけえ!」のところだと思います。李勇は、そのあとのぶよが「尾もあ図ぎゅんと足が出た。」と書かれているからです。
本文に立ち戻り、根拠立てて話せていて素晴らしいものです。このあとも、「がんばって走らなきゃ」「あ、もう走れない」など、登場人物の思いをもとに話し合いが深まっていました。