シリーズでお送りしている論理的思考力向上推進にむけた提案授業。今回は2年生の数学の連立方程式です。思考のポイントは「変換する」「焦点化する」「要約する」です。

①授業の最初に本時の学習の流れを説明します。この1時間で何をするのか？何ができたらいいのか？を生徒たちは理解してから学習を始めます。


②連立方程式を使って解ける応用問題をまずは個人の力で解いていきます。問題文から必要な情報を「要約」し、図や表に「変換」しながら思考を深めつつ、数式にしていくことを行います。


③タブレットで共有しているスプレッドシートを利用して、自分の学習の進度や困り感を教室内で共有します。ここで、自分が今困っていること、自分ができていることを表現し、共有することで④の学習がより有効に進みます。


④生徒は自分の困り感をもった課題にヒントをもたらしてくれそうな学習状況の人と交流したりしながら対話をとおして学びを深めていきます。


⑤生徒の学習が進む中で、生徒の声を拾いながら、陥りがちな間違いなどを共有していきます。最後に生徒間の交流で気づきにくい部分については教師のほうからも解説を加え、全ての生徒が正解への道をたどれるような支援を行います。