3年生の体育科でバレーボールの授業を特集します。校長が中学生の頃の体育の授業といえば、根性で走る。とにかく試合をする。といった非科学的な時代だったような気がしますが(当時の先生方ごめんなさい)、ICTを活用した体育科の授業は一味違います。
① 授業前に教員から本日のめあてと1時間の授業で何をし、何ができるようになれば良いのかを理解する。


② これまでの学習を踏まえ試合を行い、自分たちの試合の様子を動画に残す。

③ チームで録画した映像を見て自分たちの動きを振り返る。その際に、上手な比較対象として大人の選手の試合の映像と比較しながら、一人ひとりのプレーそのものよりもチームとして周りの選手の動きに注目して作戦を立てる。


④ ③で行った反省を活かし、チームでたてた作戦を実践するために試合をする。また、試合の途中で良くなった点を全体で具体的に確認・共有し、みんなで改善する。


⑤ 再び映像を録画し、最初の頃と学習後のチームとしての動き(ボールに関係のない場所にいる選手の動き)の変化を確認する。


⑥ 自分たちの成長が確認できたら最後に仕上げを行う。

という内容でした。タブレットの録画機能を利用して、自分の動きを客観的に見られることで、実際の自分の動きが自分が思っている動きとどう違うのか?自分目線で見た時の周囲との連動と客観的目線での違いは?など自分の動きを外の目から、しかも、その場で確認できることにより、生徒たちの成長のスピードはそれ以前のものよりも早まっています。