〇〇教育という言葉が世の中にはたくさんありますが、本日の西朝明中学校では二種類の特別授業を行いました。
　３年生では午前中に家庭科の授業時間を利用して、本校栄養教諭の樽井先生が講師となって食育の学習を行いました。朝食の重要性を中心に、栄養学の観点から、体内時計のリッセットや筋力増加に果たす食生活週間の重要性を学びました。



　２年生は午後、いなべ総合病院・産婦人科の川村真奈美医師にお越しいただき、「～正しい性の知識を～　☆人権は命より大切」の演題でお話しいただきました。
　性の多様性、プライベートゾーン、偏った性情報が氾濫する現代社会の生き方、望まない妊娠への対応方法、性暴力や性虐待を起こさない考え方、性感染症予防、ワクチン接種の効果などなど、産婦人科医としての専門的な知見から、中学生にとって身近でありながら、正しい情報が手に入れにくい性についてのわかりやすくお話しいただきました。
　先生のお話の最後に「性と人権は直結している。自分の根幹、人権そのものです。性は多様であり、尊重されるべきこと。性のことは自分で決める権利がある。性暴力は重大な人権侵害だから性を学ぶことは人権を学ぶこと、性を学んで他の方面へも試行を広げてほしい。」とまとめられ、また「人は命だけがあっても尊厳がなければ生きていけない。だから、今生きている人が生きていく上で人権は命より大切だ。自分と他人の人権を最優先に考えて、生きていってほしい。」とお話いただきました。