6月12日は「日記の日」です。ユダヤ人の少女アンネ・フランクが、1942年の6月12日から日記を書き始めたことが由来となっています。
13歳から約2年間、アンネ・フランクはナチスにみつからないように「隠れ家」で暮らしましたが、密告により収容所へ連行されて命を落とします。しかし、彼女の書いた日記は今も世界中で読みつがれています。今月はアンネ・フランクについての本を紹介します。
『アンネの日記』
アンネ・フランク/著 深町眞理子/訳(文藝春秋) NDC949
親しい人たちにかくまわれて家族と「隠れ家」で暮らすことになったアンネは、キティーと名付けた日記を大切な友達として心の内を語り続けていきます。アンネの死後、アンネの父が残された日記を出版しました。
『アンネのこと、すべて』
アンネ・フランク・ハウス/編 小林エリカ/訳 石岡史子/日本語版監修(ポプラ社) NDC289
アンネの住んでいた隠れ家は、のちにアンネのことを伝えるミュージアム「アンネ・フランク・ハウス」になりました。そして、この本はこれまでに寄せられたたくさんの質問に答えるために作られました。写真や資料からもアンネの生きた時代や状況をわかりやすく伝えてくれます。