合唱コンクールに向けた練習が始まりました。
中学1年生にとっては、初めての合唱コンクール。どんなふうに歌えばいいのか、どこを気にすればいいのか、最初は戸惑いながらのスタートでした。声を出すのが恥ずかしくて、つい小さくなってしまったり、周りの様子をうかがいながら歌ったりする姿も見られました。
それでも、少しずつ練習を重ねるうちに、クラスの中に「もっとよくしたい」という気持ちが芽生えてきました。指揮者や伴奏者を中心に、「ここはこうしよう」「もう一回やってみよう」と声をかけ合う姿が見られるようになり、教室にはだんだんと歌声が広がっていきました。
まだまだ音がそろわなかったり、気持ちがバラバラになってしまうこともありますが、それもまた“1年生らしさ”。うまくいかないことも含めて、今のクラスの姿そのものです。
練習の中では、笑い声がこぼれたり、真剣な表情で歌詞を見つめたり、友だちとタイミングを合わせようと頑張ったり――そんな一つひとつの場面が、クラスの絆を少しずつ深めてくれています。
本番までの時間は限られていますが、今しか出せない、今だからこその歌声があります。1年生らしいまっすぐな気持ちと、これからの成長への期待を込めて、クラスみんなで心をひとつにしていってほしいと思います。
どのクラスも、どんな合唱を届けてくれるのか、今からとても楽しみです。





