12月4日から10日は「人権週間」です。ネット上で行われる差別や中傷など、最近はインターネット上での人権侵害が特に問題になっています。そこで今月は人権とインターネットについて考える本を紹介します。
ネットと差別扇動 フェイク/ヘイト/部落差別
部落解放・人権研究所/編 谷口真由美 荻上チキ 津田大介 川口泰司/著 (解放出版 NDC361
例えば、ネット上で人権についてあなたが質問するとします。その回答者の多くが差別的な回答をすれば、それが「ベストアンサー」となる。そんな恐ろしいことが実際に起こっています。
ネットの世界にあふれる誤った情報から当事者が、そして利用者が守られるためにはどうすればいいのでしょう。

嘘吹きネットワーク
久米絵美里/著 (PHP研究所)NDC913
六年一組学級委員の理子は、クラスのSNSでの嘘画像をやめさせようと、画像や動画の加工が得意な少年「錯」を問いただしに向かいます。あっさりと画像とのかかわりを認めた錯ですが、自分は悪いことはしていないと、画像作成をやめる様子はありません。
そんな態度に息巻く理子に、錯は「嘘吹き」という嘘を見抜く不思議な力を見せてくれます。
