四日市市教育委員会の指定を受けICT推進実践校としての研究の成果を伝える公開授業研究会を11/17に3年1組の理科「エネルギー資源とその利用」で行いました。公開授業には堀教育委員様をはじめ、市内から30名近くの小中学校の先生方に参観いただきました。生徒たちはたくさんの大人に見つめられ緊張しながらも、自分の意見を仲間に伝え、温かい雰囲気で１時間の学習を進めていました。
　授業後の事後研修会では本校の３年間の研修の成果を実践例を含め紹介しました。また、茨城大学教育学部准教授の小林祐紀様から助言や講演をいただきました。今回の授業から人間関係の良好さが感じられ、その中でしか良質な協動的な学習は生まれないこと、教科横断的な学習を求められる中でカリキュラムマネジメントの大切があることなどをご助言いただきました。また、「これからの授業づくりを考える」のサブタイトルで行われた講演の中では、これからの時代を生き抜いていく子どもたちのとって必要となる資質・能力を育むためには「学習者中心の学び」「ミニ探究的な学び」が必要であり、教師の役割をファシリテーターへと変化させる必要があるなど、主体的・対話的・深い学びにつながる効果的なICT活用についてのお話を聞かせていただきました。

＜研究授業の様子＞
①　授業開始で教師からの指示が出ます。


②　教員は時間・順序を整理しながら意見交流を進め、生徒たちが自ら考えた研究結果をワールドカフェ方式で交流します。


③　各班でそれぞれの立場に立ったエネルギーミックスの方法を伝え合います。その際に、班員と協力してタブレット内にまとめた資料を利用します。


④　Classroomやスプレッドシートを共有し、それぞれの意見を交流し質疑を深め、自分の考えを深めていきます。


＜サテライト会場＞
多くの先生方に教室では見ていただけないので、別室に授業の様子を映し出したり、生徒のタブレット内での学習状況を班別に見られるように準備しました。ICT時代の公開授業です。


＜事後研修会の様子＞


本校ではこの研修を通して、学校づくりビジョン重点目標①生きて働く学力の養成の実現に向けて取り組んでいます。