先日、県立高校の前期選抜の問題を取り上げ、「自分の考えを表現する力を身に付けることが大切」という内容の記事をUPしました。
私立高校の問題を見ていても、そのような出題をしている高校もありました。
たとえば、次のような問題です。
A高校の国語の問題
「上に立つ者が頭を下げなければならない」という言葉について、あなたはどのような意見を持ちますか。自分の体験を通じて、400字以内で答えなさい。(後略)」
B高校の社会の問題
「(前略)あなたが『ユニバーサルデザインの自動販売機をつくる企画の担当者』となった際、どのような人のために、どのような自動販売機をつくりますか。以下の7つの原則を参考にして、アイデアを1つ具体的に書きなさい。」
【7つの原則】
1 だれもが使えて手に入れることができる(公平性)2 柔軟に使うことができる(自由度)
3 使い方が簡単にわかる(単純性)
4 使う人に必要な情報が簡単に伝わる(わかりやすさ)
5 間違えても重大な結果にならない(安全性)
6 少ない力で効率的に、楽に使える(省体力)
7 使うときに適当な広さがある(スペースの確保)
短い時間で、自分の考えをまとめ、それを相手に伝わるように表現する必要があります。
内容によっては、どうしてそのように考えたのか「根拠」を明らかにする必要もあります。
日頃から、どうしてそうなるのか深く考えたり、いろいろなことに興味を持ったり、不思議だなと感じたことは納得いくまで調べたりすることが大事ですね。
そして、それを伝わりやすく表現する力をつけていく必要がありますね。
授業の中で考えを書いたり、言葉で説明をしたりするときも、どうしたら相手により伝わるのか意識をしていくと良いですね。
普段からコツコツと積み上げていきましょう。