『仕事』というもの、そして『幸せ』というもの 寒さに震える日があったり、暖かい日差しのある日があったり。暦の上では立春が過ぎたものの、冬と春とを行き来しているようなお天気です。先週までに私立高校の入試・合格発表がほぼ終わり一段落です。今週は、県立高校前期選抜の内定発表、また今週から来週にかけて三者懇談会があります。そして、月末に県立高校後期選抜の出願を終えると、いよいよ卒業が目の前ですね。 先日、どのクラスも「卒業まであと何日」という日めくりを作りましたが、近づいてくる卒業に向けて、そのお手製の日めくりを毎日見ながら、同じ教室で同じ空気を吸って生活している仲間とともに、有意義な毎日を過ごしてほしいと思います。 さて、最近ニュースで世間をにぎわせている食品偽装・偽造問題。毎日私たちの口の中に入る食べ物、見逃すわけにはいかない深刻な問題です。食品偽装・偽造に関しては最近でこそとりざたされているとはいうものの、これも氷山の一角という見方は少なくありません。 ところで、私が親しんでいる雑誌によく登場する松下幸之助氏(松下産業株式会社の創業者、National,Panasonicといえば、知らない人はいないでしょう。)のことを少し紹介します。松下幸之助氏は明治27年に生まれ、94歳でその生涯をとじるまで、松下電器産業を創業し、世界的企業に成長させました。 また彼は、もちろん企業家として成功した人でもありますが、その生き方や考え方が、そのときどきにすばらしい言葉を残し、後々にも受け継がれています。その名言をひとつ紹介します。
「仕事をするにあたって、まず心を磨くというか、ものの考え方を成長させる必要があります。」
自分を活かすために、どういう心で仕事に取り組むか、何を目指してどう考え、どういう気持ちで仕事をするか、人(お客様)の利益をいかに考えられるか、人を喜ばすには、人の役に立つには、社会に貢献するには、・・・。仕事をする人の心・考え方によって、その成果は大きく変わるのでしょう。人の利益を考え、自分を活かして仕事ができるように、自分の心を磨いていくことが大事なのではないでしょうか。 自分の心の成長が自分の幸せとまわりの人の幸せにつながるのではないでしょうか。 食品偽造・偽装事件も、人の幸せを考え、磨かれた心で仕事をしていれば、起きないことでしょう。 みなさんが、将来どんな職業についても、見失ってほしくないことです。
写真は昨日の1組『私の答辞』学級発表会の様子 明日はいよいよ各クラスの代表者が、『私の答辞』を学年で発表します。
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