3年生より

 もうひとつの学年通信 No.5 2008.1.16(水)2008.1.17
今、みなさんは脳を毎日使っていることと思います。その脳を更に鍛えるための方法を紹介したいと思います。
 脳の機能(働き)は、青年期(20代)を過ぎると加齢とともに低下していきます。これは、体力や筋力が年々低下するのと同じことです。体力や筋力は毎日の運動習慣で低下を防ぐことができます。脳もこれらと一緒です。毎日、積極的に脳を使う習慣をつけることによって、脳の機能の低下を防ぐことができるのです。つまり脳を積極的に使う習慣が大切!!  
 
 ●脳の健康法とは?
  体の健康を保つためには、
@運動をする習慣  Aバランスのとれた食事  B十分な睡眠,が必要です。同じように、脳の健康を保つためにも、
@脳を使う習慣   Aバランスのとれた食事  B十分な睡眠,が大切です。

 【脳を鍛えるトレーニング方法】
たとえば、本を読む場合。本を黙読しているときは、ものを見る働きをする視覚野、漢字の認識がしまわれている下側頭(かそくとう)回(かい)、言語の意味がしまわれている角(かく)回(かい)、そして、声を出していないのに耳で聞いたはなし言葉を理解する時に働く左脳のウェルニッケ野が働いています。また、脳の中で最も程度の高い働きをする前頭(ぜんとう)前野(ぜんや)が左右の脳で活発に働いています。つまり本を読むことで、前頭前野を含む左右の脳の多くの領域が働いています。
 さらに、本を音読すると黙読時よりもさらに多くの場所が左右の脳で働いていますし、前頭前野は音読スピードが速ければ速いほどたくさん働くこともわかっています。つまり
本を音読することも大切です。

        今はたくさん悩み、大変な時期ですが、頑張りましょう!!

   写真は昨年2月の職業体験です

                  

 もうひとつの学年通信 No.4 2008.1.15(火)2008.1.15
●● が ん ば る ということ ●●

 そのとき,私ががんばったときっていつだったんだろう?と,ふと考えました。
 先週の木曜日,道徳の授業でNHKの番組「ようこそ先輩」のビデオを観ましたね。ビデオの中のオリンピック女子ソフトボール日本代表の元監督宇津木妙子さんの姿を見て,私はそんなことを考えていました。
 私は小さいときから体が弱く,小児喘息で赤ちゃんのときに生命をおとしかけたり,伊勢湾台風の後は赤痢にかかり,そのあと結核にもかかり,中学校に入学するまでは,両親にとても心配をかけました。
でも,中学校でソフトボールをしてからは,そんな心配をかけなくていいようになりました。今でも,年老いた母は私に「中学校でソフトしてから丈夫になったなあ!」と言います。高校でもソフトは続け,大してうまくはなれなかったけど,あのころはがんばっていたなと自分ながら思います。ソフトボールをする中で,なんと言っても快感なのはバッティング!真っ青な空に真っ白なボールが思いっきり飛んでいくのはとても気分がいい。ゴロやライナーを打つより,大きなフライの方が気分が晴れました。それから,ノック!これも楽しい時間でした。私は左利きなので,ファーストか主に外野でした。顧問の先生に「おねがいします!」と大声で頭を下げ,今日は一本でも多く取ってやる!と意気込んだものでした。高校のときの顧問の先生なんかは,私たちが走り出してからノックを打ってくるので,動く範囲もとても広く大変でしたが,それがまた取れたときに達成感が沸くので,またまたやる気が出ました。
 さて,ふだんの学校生活の中で,子どもたちがくじけそうになったときに,がんばっている姿を見ると,私たちも元気づけられます。このごろはよく休み時間に質問攻めにあいます。真剣に聞いてくる姿っていいですね。わかったときの笑顔が素敵です。ほほえましくも映ります。この仕事を選んでよかったなと思える瞬間です。それから,がんばっている姿は,周りの人にも勇気を与えてくれますね。
「若いときの苦労は買ってでもしろ!」と昔からいいます。がんばるということ,みなさんのこれからの人生で,そう思えるときをいっぱいつくってください!

保護者の皆様へお知らせ
本日より,『生徒指導特別指導員』の方が本校に派遣されることになりました。この方は,生徒指導・非行防止などの専門的知識や経験をもち,公立小中学校や県立学校に学校の生徒指導の支援を行うことを目的に来ていただきます。そして,問題行動の防止や児童生徒・保護者のみなさんへの支援などを積極的に進めていただきます。お知りおきください。
 
  写真は1年生のときの学年集会の様子

 もうひとつの学年通信 No.2  2008.1.10(木)2008.1.14
 2日目は私です。パソコンよりも手書きの方が速い!というアナログな自分がちょっと恥ずかしい…
┌───────────────────┐
│ いつもの教室 │
│ いつものざわめき │
│ いつものおしゃべり │
│ いつもの笑顔 │
│ │
│ 「いつも」が「特別」に変わる瞬間 │
│ ────それが卒業 │
└───────────────────┘
 これは、前の中学校にいたとき、3年の3学期に書いてもらった詩です。中学生の詩ながら、卒業前の1コマをきりとった、温かくせつない素敵な詩だと思います。
 そう、私たちは、今の教室を、机を、自分の教室、自分の机と思っているけれど、返却しなければならない時期がひたひたとせまってきています。いつも会う顔も卒業≠ニいう特別な日を境に見られなくなり、いつもの教室もいつもの笑い声もいつものざわめきも二度と得られないものに変わってしまいます。そして自分自身が決めた新たなスタートを自分の足で歩いてゆく・・・そんな日が来ようとしています。
 でもね、だからこそ、3年3学期を大切に大切におくってほしい。限りある仲間とのかけがえのない時間を愛おしむようにすごしてほしい。あまり話さなかった子に笑顔で話しかけてほしい。隣の席のあの子とあの子。前の席にすわっているあの子。お世話になった先生たち。今日欠席しているあの子。いろんな人の思いを感じ、より強くつながってほしい。それを人は「絆」と呼びます。
 タイムリミットは40日を切ろうとしています。けんかなんてしている場合じゃない!今日は授業にヤル気が起きないなんて言っている場合じゃないぞ。はじめのあいさつ、おわりのあいさつ、しっかりやれ。わからんで上等、手をあげて発表しろ。大きな声を出せ。声を合わせろ。心を合わせろ。
 勉強もしっかりやりなさい。自分が決めた新たなスタート。力強い一歩を踏み出すためには努力が必要です。
 努力≠キれば必ず夢がかなうとは限らないけれど、努力≠ネくして夢がかなうことはありません。
 いくら時代が変わっても、大切なことはそう変わりません。
 努力≠ニ絆>氛氛氛氛
 
3年3学期のテーマですよ。

 もうひとつの学年通信 No.3  2008.1.11(金)2008.1.11
●● 若 者 た ち は 全 力 で い き て い る ●●

 13年も前のこと
  たそがれの淡い光がまたたく間に弱まり,輝きのコントラストも今はない。灰色に 広がるグランドは,夜の闇に沈もうとする構(かま)えだ。職員室の灯りが,窓際に咲 いた不ぞろいのコスモスの花を白く浮き立たせていた。その時,私は生徒を待ってい
 た。当時は総合的な学習がなく,職場体験がポツポツと出始めた頃だった。わずか1 日だけの校外学習に出た生徒たちの完了報告を待っていたのだ。

 「先生,終わったよ!」
  突然に窓が開き,弾んだ声がいきなりの乱入。顔を上げると明るく輝く笑顔がこちらを向いていた。今までにも生徒の素適な笑顔をたくさん見たが,その時の笑顔は強く印象に残っている。Mさんのいつもと違う笑顔が,価値ある一日を物語っていた。
  職場体験がもたらす学習の効果に気づいた一瞬でもあった。

  声の主
  彼女は,中学2年生の頃から「将来,小学校の教師になりたい」と語るようになった。そして今,その夢を達成し,桑名の小学校に勤務している。器用だったわけではない。美術の作品も時間の経過とともにじわじわよくなったことを覚えている。
 
  時は流れて季節は変わり,春3月
   志望校の受検に全力で取り組み,帰宅後倒れた彼女は,発表の日を迎えても中学校に姿を見せなかった。(結果は,合格)3日ほどして,廊下側の扉が静かに開いた。口には彼女が立っていた。受検で胃腸を荒らし,臥(ふ)せっていたのだ。間近に見える口元にまで噴出した荒れのなごりが痛々しかった。

  特別の日だけではない
   Mさんだけではなく,若者たちの素晴らしさに,いつも「全力で生きている姿」がある。もっと頑張らんかい!」と叱られている人,つらいことに立ち向かう勇気がわいてこない人,マイナスイメージが強く,一歩踏み出せない人,まわりの眼が気になっていすくんでしまう人。どんな若者も,みんなみんな自分を探して必死に生きている。全力で生きている。そのプロセスが人によって異なるだけだ。早く背が伸びる人や高校に入ってからぐんと背が伸びる人がいるのと同じである。私はいつもそう思う。
   間違ってるかい?

 写真は、7月5日の学年レクレーション大会、なつかしいですね!

 もうひとつの学年通信 No.12008.1.9
朝明中学校第三学年 学年通信???? No.1  2008.1.9(水)

 『仲間』が発行されているのに、何の通信か?と思うかもしれませんが、実は、これは、卒業を控え、学校の様子や学年の様子を、できるだけみなさんや保護者の皆様へお届けしようと始まった通信です。詳しくは後ほど述べるとして。
 『仲間』では、大切な連絡や月間予定などを定期的にお知らせしてきたわけですが、それだけではわからない学年のことを、できるだけレアな状態でお届けしたいという願いを込めて書こうということになりました。

 さて、本日は始業式。久しぶりの教室、久しぶりの友達はいかがであったろうか。この時期、期待も不安もあるわけだが、ホッとすることができただろうか。
 我々教師陣も同じく、残り少ないこの時期、最終学期を迎え、何とも言えぬ気分にひたっていると言っても過言ではない。
 学年教師集団はというと、冬休み前から、これから始まる入試などを見据え、進路事務にてんてこ舞いの忙しさであった。こういうとき、やはり仲間がいてよかったと思えることが多い。二人のお姉ちゃんと四人のお兄ちゃん、弟一人に、二人の妹と思っているのは私だけかもしれないが、それほど、助けられることが多い。そんなわけで、忙しい中にも、にぎやかで楽しい毎日を送っている。偶然に出会い集った仲間と共に、これまでおよそ1年過ごしてきたわけだが、残りが3ヶ月、まだまだ楽しみである。

 ところで、この通信をなぜ発行しようと思ったかについて少し・・・・
 私は、自分の思いを伝えるのに、話をすることに加えて、字面に残すことでこの世に残すことができると考えている。世の中には『名言』と言われるものも多いが、私にはなかなか名言は残せぬ。それでも言葉であれば字面に残すことができると考えている。また、自分の語ったことに、より責任をもてるとも考えている。言いっ放しでなく、書き留めておくという意味である。
 また、文章というものは人柄がにじみでるとも考えている。行間に込めるあなた方へのメッセージは、なかなかしゃべることだけでは伝わらない。この行間こそが、本通信の目的のひとつなのである。あなた達を知り、私たちを知ってもらう、即ちお互いに受け入れて認め合っていくことにつながると信じている。
 要は保護者の皆様、あなたたち、我々教師陣をつなぐ手だてのひとつになればと・・・・
 これまでの反省も生かし、遅れ馳せながら本日より刊行と相成りました。
 確かにプロの作家ではないので、文章が読みづらいことも多いでしょう。意味がわかりにくいこともあるでしょう。しかし、あなたたちなりの解釈でこの通信を読んで欲しいと願っています。
 少々堅い表現もありますが、これも人柄と思ってお許しください。

<保護者の皆様へ>
 私たち3年生担当10名で、本通信をリレーしていきます。学校での出来事、お子様の様子、私たちの思うことなど、できるだけお伝えしていきたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。

本日の担当は○○でした
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