お知らせボード(学校長より)

 常中だより(19号) 2012.2.2
 あっという間に1月が終わり、2月となりました。今年は4年に一度の閏年。例年より1日多いですが、2月も足早に過ぎていくと思われます。一日一日を大切にしていきましょう。
 今年はインフルエンザが猛威をふるっており、市内の小中学校では学級学年閉鎖が出ています。本校でも2年生の1クラスで学級閉鎖を行いましたが、その後は各学年数人がインフルエンザにかかっているものの、小康状態が続いている状況です。今、体調が良くない人は栄養や睡眠を十分にとり、生活リズムを整えて一日も早く健康を回復しましょう。
さて、3年生は卒業まであと30日あまりとなりました。授業日数はさらに少なくなります。入試のことで頭がいっぱいになるときですが自分を見失わず、残りの中学校生活を思い出のあるものにしてください。

日本の伝統遊戯 百人一首大会(1・2年生)
 1月19日に2年生が、23日に1年生が体育館で百人一首大会を行いました。いずれの学年もクラス対抗戦で、グループ分けは出席簿順で行いました。
2年生は昨年経験しているので、結構慣れた手つきでした。クラス対抗なので競争意識がある中にも、和気あいあいとした雰囲気の中で楽しく行われました。昨年は、下の句が読み終わるまで札を探していましたが、さすが2年生、今年は上の句を聞いただけで札を取る人が増えていました。
 また、1年生も2年生同様、楽しい雰囲気の中で大会が行われました。まだまだ、下の句が読み終えられてからも探すのに手間取り、結局札が残ってしまうというケースも見られましたが、お手つきをしながらも一生懸命に札を取る様子が見られました。中には2年生と同等に、上の句だけでさっと札を取る人も何人かいました。その瞬間、周りの人たちは・・・ちょっとお手上げ状態でしたね。
 近頃の子は携帯電話やTVゲームなどの一人遊びが多いといわれて久しいですが、百人一首やカルタ、将棋など日本古来の伝統的な遊びは仲間と一緒に遊ぶという点からも、これまで以上に必要だと思います。一人遊びより、仲間と一緒に遊ぶ方が楽しいですよ。でも、遊んでばかりでもいけませんが・・・。
(写真は1年生の百人一首大会の様子です)

<3年生 県内私立入試が終わりました>
 三重県内の私立高校の入試が終わりました。1校だけ受験した人もあれば複数校受けた人もあります。初めての入学試験、かなり緊張していたと思いますが手応えはどうだったでしょうか。これまでの勉強の成果がしっかりと出せたでしょうか。緊張のあまり実力を発揮できなかった人もあったかもしれませんね。また、私立の試験内容は少し難しい問題もあるので、できなくてショックを受けた人もいるかもしれません。さらには、面接では緊張のあまり、面接官の先生の顔がまともに見られなかった人もいたのではないでしょうか。
 県内の私立高校を第1希望にしている人にとっては一段落というところですが、この後、愛知県の私立高校や三重県立高校の前期選抜が控えています。また、今回私立は受験せずに公立高校だけを受検するという人もいます。その人たちはそれこそ一本勝負です。県立高校を第1希望にしている人にとっては、これからが正念場。さらに気を引き締めて、学習に取り組みましょう。

1年生 福祉体験学習<車いすバスケット>
 1月26日、1年生は福祉体験学習の一環として、車いすバスケットを体験しました。津市で活躍してみえる、車いすバスケットチーム<三重チャリオッツ>の選手の皆さんに講師をしていただきました。チャリオッツの皆さんのデモンストレーションゲームのあと、生徒一人一人が競技用の車いすに乗り、10m程の距離を前進・後退の練習をしました。競技用の車いすは車輪が斜めについているため、前進するときは何とかまっすぐに進めるのですが、後退するときはなかなかまっすぐには進めません。隣の人とぶつかる人もいました。また、車いすに乗ったままのシュート練習も行いましたが、ゴールまでボールが届きません。そんな難しさを体験したあと、クラスの代表による簡易ゲームを行いました。さすがに子どもたちは飲み込みが早く、車いすの操作はうまくできていましたが、同時にボールを扱うとなるとうまくいきませんでした。中には、ナイスシュートを決める生徒もいましたが、体育の時間にバスケットをしているようには動けませんでした。車いすに乗ったままでの動きがいかに難しいものであるか、その難しさを体験することにより、チャリオッツの皆さんのすばらしさがよくわかったのではないでしょうか。
最後に各クラスが講師の方を囲んで質問をしました。生徒たちは事前に質問する内容を考えてあったので、たくさんの質問をしていました。講師の皆さんはどの人も明るく、快く質問に答えていただきました。それぞれの仕事をしながら、休みを利用して車いすバスケットを楽しんでいるという回答もいただきました。1年生の皆さんは福祉体験学習の締めくくりに当たり、この体験をもとに福祉についてさらに考えを深めてほしいと思います。


<学校公開日のお知らせ>
 2月20日(月)は、今年度3回目の学校公開日です。一学期・二学期にも行いましたが、子どもたちは日々成長しています。大変寒く、またお忙しいとは思いますが、子どもたちの学校での様子を是非ごらんになってください。また、午後からは、来年度新入生の保護者の方に入学説明会を行います。新入生の保護者の方には、午前中の生徒の授業を見ていただいても結構です。
 なお、翌日には学校づくり協力者会議の皆様に御来校いただき、授業を参観いただくとともに、二学期末に生徒や保護者の皆様にご回答いただきました「常磐中をよりよくするための意見や要望」のアンケート結果をもとに、ご意見を頂戴することになっています。皆様からいただいたご意見を真摯に受け止め、本校の教育の改善に努めていきたいと存じます。

<吉田山ボランティアにご協力を>
 2月25日(土)(雨天の場合は26日)、今年度3回目の吉田山ボランティア活動があります。
 前回は、夏休み中の大変暑い中、吉田山の除草作業をしていただきました。保護者の方だけでなく、生徒もたくさん参加してくれました。また、四日市ライオンズクラブの有志の方にもご協力をいただきました。今回は、大変寒い中での作業をお願いすることとなります。お忙しいときではありますが、万障繰り合わせの上、ご参加いただきますようよろしくお願いいたします。(PTAの方に、前回はかき氷を作っていただきましたが、今回はぜんざいを作っていただく予定をしています) なお、当日の詳細については、別途、通知させていただきます。


<2月の生活目標は、『生活態度を見直そう』です。>
 学年の締めくくりの時期となりました。学校生活は規律正しくできていますか。服装、頭髪はもちろんのこと、ベル席などの授業規律も守るように心がけましょう。また、挨拶についても元気な気持ちよい挨拶をしたいものですね。気を引き締め、もう一度自分自身の生活態度を見直して、規律ある常磐中学校にしていきましょう

 常中だより(18号) 2012.1.20
 早くも1月も半ばを過ぎてしまいました。今年の冬は四日市では雪が少ないですが、北海道では記録的な積雪となるなど、雪の多い地域では生活をするにも苦労をされています。温暖な気候で生まれ育っている私たちには想像もつかないほどの苦労をされていることと思います。常々言っていますように、自然の力というものには勝てません。いざというときにどのように備えておくかが私たちにできることだと思います。いつ起きるともわからない自然災害に対する警戒、対策準備を怠らないようにしていきたいと思います。
 また、市内の小中学校では、インフルエンザによる学年・学級閉鎖も出てきています。栄養・睡眠を十分にとり、うがい・手洗いの励行、必要に応じてマスクの装着などして、風邪を引かないよう留意してください。試験を控えた3年生は特に要注意ですよ。

 さて、3学期は一年で一番短い学期です。徐々に日の出は早くなり、日没も遅くなって一日の昼間の時間は延びていきますが、一日が早く経つように感じられる季節です。一日一日を大切にして、一年間のまとめをしていきましょう。3年生にとっては、中学生3年間の集大成となる時です。自分の進路が一番大切ですが、それとともに学校での仲間との時間を大切にしてください。卒業まであと50日。たくさんの思い出を作ってください。

<授業参観 ありがとうございました!!>
 道徳の授業を公開しました。1年生は「くらしに必要なものランキング」で福祉の視点から生活に必要なものは何かについて、2年生は「権利の熱気球」でいろいろなものの見方や価値観について、3年生は「重役会議」で将来生きて働くための資質について話し合いました。各学年とも先ずは自分の意見をグループで出し合い、グループで意見をまとめて学級全体で話し合う形式で行いました。このグループ学習は、日常的にどの教科でも行っています。互いに学びあうことにより、個々の学力を向上させようというねらいのもとに行っています。1・2学期は教科の授業を見ていただき、今回は道徳という心の教育を見ていただくのも良い機会になったのではないでしょうか。

<家庭教育講座 大好評でした!!>
 授業参観に引き続き、“KCSセンターいなべ、四日市”院長の後藤まい子さんと、姿勢療法士の鈴木康子さんを講師にお招きし、〜健康は正しい姿勢から〜という演題で、ご講演いただきました。約30名のPTAの皆さんの参加をいただき、健康を維持するための姿勢の大切さについて、具体的な活動を通して楽しく教えていただきました。
『姿勢が正しくないと肩がこったり、頭や腰が痛くなったりする。そのため、母親が正しい知識をもって、子どもの姿勢に気をつけてやることが大切である。また、人間は前傾して文字を書いたり本を読んだり…という姿勢をとり続けることが多い。胸をはり、肩甲骨を後ろに伸ばし、下に落とすよ
うな体操も有効。猫のように四つんばいになって、背中を上げ下げするような運動も有効である。』といったことをお話いただきました。いろいろな体操も教えていただき、姿勢を調整することが大切であることを実感できた楽しい講演会となりました。
 ちなみに、講演が終わってから講師の方に校長室に来ていただき、御礼かたがたお話をしていたとき、私の肩がパンパンに凝っていることを話しました。後藤院長は私の肩甲骨あたりを、ちょいちょいとさわっていただいたかと思うと、あら不思議、急に肩が軽くなったことを書き加えておきます

<いよいよ入試戦線のスタートです。> 
先週の土・日は大学入試センター試験が行われました。少し混乱はあったようですがそれはさておき、試験を受ける学生は真剣そのものでした。そして、3年生の皆さんにとっても、いよいよ入試が始まります。明日行われる、鈴鹿高校(推薦)・津田学園(特待生)・大橋学園(推薦・専願)・鈴鹿高専(推薦)の入試を皮切りに、私立高校の入試、県立高校の前期選抜と続いていきます。
 3年生の皆さんには、初めての入学試験となります。中学校で定期テストを何回となく受けてきていますが、入試ともなると全く別物です。緊張感が最高潮に達するでしょう。しかし、緊張するのは誰でも同じです。その緊張からいかに普段の状態に戻していくかが大切となります。普段の自分の力を信じて、今までの努力の成果を試験で発揮してほしいと思います。そして、その力を発揮するためには、体調を整えておくことが大切です。睡眠・栄養を十分にとること、早寝早起きをして頭をすっきりさせること、時間に余裕を持つこと、忘れ物をしないように準備しておくことなど、事前に担任の先生から気をつけるように言われていることを再度徹底し、ベストの状態で試験に臨めるようにしてください。皆さんの健闘を期待しています。そして、合格を願っています。

◆能に挑戦!!
 来る2月21日の午後、本校体育館において生徒を対象に、文化庁の事業である「次代を担う子どもの文化芸術体験事業−巡回公演事業−」の能楽鑑賞が行われます。これは、一流の文化芸術団体による優れた舞台芸術を鑑賞することにより、次代の文化の担い手となる子どもたちの発想力やコミュニケーション能力の育成を図り、将来の芸術の育成や国民の芸術鑑賞能力の向上に努めることを目的とした事業です。
 当日は、大阪市にある「公益財団法人 山本能楽
堂」の皆さんに来ていただき能を見せていただくのですが、本公演の前にワークショップ(事前学習)が必要ということで、1月11日の放課後、山本能楽堂のスタッフ5名が来ていただき、代表で音楽部の生徒が事前体験をさせていただきました。以前、私も同様の事業における能楽を見たことはあるのですが、実際に体験はしたことはありませんでした。音楽部の生徒たちは、当然の事ながら初体験であり、能についての歴史や、能面、鼓、衣装などに関心を寄せていました。生徒の一人がモデルとなって実際に衣装を着させてもらい、能面も付けさせてもらいました。能面には小面(こおもて−高校生ぐらいの女性)、若女(わかおんな−20歳過ぎの女性)、般若(はんにゃ−女性の嫉妬心の表れ)等の種類があり、面が少し上を見れば喜びの表情を、少しうつむくと悲しい表情を見せてくれます。
能楽師の方に一曲舞っていただき、“能”の雰囲気を味わったあと、「羽衣」という“うた”を教えていただきました。独特の節回しで、さすがの音楽部の生徒も苦心していましたが、本公演までには練習を積み重ねて、きっとすばらしい歌声を聞かせてくれると思っています。
その後、鼓の打ち方も体験させていただきました。私も鼓を打ってみましたが、ポンという音はなかなか出ません。うまく指の腹を鼓に当てないと指が痛くなります。とても難しいことがよくわかりました。
 当日の公演が、生徒の皆さんにとっては全く初めてとなりますが、能を鑑賞する機会は滅多にありませんので、この機会を楽しみにしていてください。また、能に興味をお持ちの方は、当日体育館に来ていただければ鑑賞できますので、是非ご来場ください。

 常中だより(17号) 2012.1.12
 あけまして おめでとうございます
新しい年を迎えました。本年もよろしくお願いいたします

 さて、短い期間ではありましたが、楽しい冬休みも終わりました。クリスマス、お正月とイベントが続いて、少し生活も乱れてしまったのではないでしょうか。今日からは、いよいよ1年の締めくくりである3学期のスタートです。気分を引き締め直して、そして新たな気分で新学期をスタートさせましょう。
今年の干支は辰(竜)です。竜と言えば、“昇竜”(ドラゴンズファン以外の皆様、申し訳ありません)。竜が天に昇る勢いで、学習に部活動に励んでください。とりわけ、3年生は県内外の私立高校の受験が目の前です。寸暇を惜しんで勉強し、自分の力を十分に発揮できるよう頑張ってください。良い結果が現れることを祈っています。また、2年生・1年生も「一年の計は元旦にあり」です。新たな決意を意思表示だけで終わらせず、必ず実行が伴うよう自分に言い聞かせて、有意義な3学期にしてほしいと思います。

<早くも明日からテスト!!>
 3年生は早くも卒業テスト。昔から卒業テストと言っていますが、どうしてなのでしょうか。昔は、このテストで及第点を取らなければ卒業ができなかったのかもしれませんね。
 さて、そのように大切なテストが明日から3日間あります。現在はこの卒業テストは、3年生の最終の定期テストであり、公立高校を決めるときの一つの目安ともなります。これまでの定期テストと同じように考えていてはダメです。冬休み期間中にしっかりと勉強した成果
を十分に発揮してほしいと思います。
 また、1・2年生は明日1日だけの実力テストがあります。冬休みの宿題から出題されるのですから、しっかりやってあれば大丈夫なはずです。でも、少し遊びすぎたという人は、今日家でしっかりと復習をしてください。新学期早々のテストで大変ですが頑張りましょう。

♪上を向いて歩こう♪
 皆さんはこの歌を知っていますか。大晦日のNHK紅白歌合戦で、松田聖子・神田沙也加母子が歌った曲でもあり、おそらくほとんどの人が知っている歌だと思います。昭和時代の国民的歌手だった坂本九さんが歌い、アメリカでも“すきやきソング“として有名になった歌です。(ちなみに、坂本九さんは1985年の日航ジャンボ機墜落事故に遭遇して亡くなられましたが、この歌を筆頭にたくさんの名曲が歌い継がれています。)
 この曲を聴いていると、去年の東日本大震災で被災された方々を思い起こし、逆境の中でも常に上を向いていこうとする人たちの思いを感じさせられました。私は、この歌が小さいときから好きで、何か悲しいことがあると思い出す歌でした。悲しいとき、辛いとき「上を向いて歩こう 涙がこぼれないように」したことを覚えています。どんなときも苦難を乗り越えるためには、常に前向きに考えていかなければなりません。皆さんもそのようなときには、この歌を口ずさんでみてはいかがでしょうか。悲しいことはいつしか忘れ、そのうちだんだんと勇気が湧いてきますよ。

<何でも若いうちにやっておこう!!>
この正月休みに、8年ぶりにスキーをしました。50歳代になって初めてなので、久しぶりにやって大丈夫かな、ケガでもしなければよいがと少し不安もありました。スキーは学生時代からずっとやっていましたが、ここしばらくの間、行く機会をなくしていましたので久しぶりとなったわけです。でも、やはり人間の体は、若いときにやったことはしっかりと覚えてくれています。転びそうになりながらも、我ながら何とかうまく滑ることができました。(ただ、体は正直でそれから数日間、足腰はガタガタになりましたが…)
皆さんの体(脳も含めて)も同じです。勉強でも、運動でも若いときにしっかりとやっておくことが大事なのです。そのときはうまくいかなくても、後で体は必ず思い出させてくれます。中学生のこの時期に、勉強や部活動はもとより、いろいろなことにチャレンジして、生涯をとおして役に立つことや楽しめるものを体で覚えていってください。

<常磐中学校についてのアンケートへの回答
ありがとうございました>
 12月に「常磐中学校についてのアンケート調査」をさせていただきました。年末のお忙しい中、ご回答いただきありがとうございました。ただいま集計、分析を行っており、その結果については2月に報告をさせていただきますが、本校の教育に対して様々な意見をたくさん頂戴しました。厳しい意見も頂戴しましたが、それは批判ではなく、保護者の皆様が何とかしてほしいという思いの表れであり、その思いを学校として真摯に受け止め、改善を図りたいと思っています。今すぐにできる事もあれば、時間を要するものもあります。また、保護者や地域の皆様にご協力をいただかなければ解決できないこともあります。すぐに結果として表れないかもしれませんが、学校として教職員全員が力を合わせ改善し努力していく所存です。今回の調査にとどまらず、お気づきの点や至らない点がありましたら、遠慮なく学校に連絡をいただきたいと存じます。全ては生徒の健全な成長のためです。今後ともよろしくお願いいたします。


1月の生活目標
「登下校のマナーを守ろう」
常磐中学校についてのアンケートの回答の中にもありましたが、交通マナーが守られていないというご意見をたくさん頂戴しました。2列3列になって自転車に乗っている、二人乗りをしている、歩行者も道いっぱいになって歩いている、車が近寄ってきてもどこうとしないなどのご意見がありました。また、日常的にも地域の方から、同様の苦情を寄せられることが何度かあります。
交通事故は命にかかわることであり、取り返しの付かないことになります。自分の大切な命を守るためにも、他の人たちの交通に迷惑をかけないためにも、交通ルールやマナーをしっかりと守りましょう





 常中だより(16号) 2011.12.20
 今年は3月11日に東日本大震災が、9月2日には東紀州地域を襲った台風の影響で大災害が起こるなど、自然災害の猛威を見せつけられる年となりました。被災された皆様にはあらためて心からお見舞い申し上げますとともに、一日も早い復興と元気な生活を送っていただきますよう願っています。
 さて、残暑厳しい中で行われた体育祭に始まり、合唱コンクールで燃えた文化祭、他の学校と競い合った新人大会や駅伝大会など、たくさんの行事が目白押しであった2学期も終わりました。いよいよ明日からは冬休みに入ります。生徒の皆さんにとっては楽しい冬休み。クリスマス、お正月とイベントが一杯で、プレゼントやお年玉を楽しみにしていると思いますが、楽しさにかまけて、だらだらとした生活を送らないよう十分気をつけ、規則正しい有意義な冬休みにしていきましょう。
特に今年は、全国で「がんばろう 日本!」を合い言葉に、それぞれが今できることを精一杯行い、生きていこうとしています。皆さんもその一人です。自分ができることを一生懸命にやっていくことが、今の皆さんに与えられた使命だと思います。
また、今年1年を表す漢字として、「絆」が選ばれました。家族との絆、友達との絆、地域の人たちとの絆などをより一層大切にしていくことも忘れないでください。新しい年が希望にあふれた年になるためにも、皆さんの努力を期待しています。
いい年をお迎えください。

<2学期の子どもたちの様子から> 
 たくさんの行事があって慌ただしかった2学期ですが、子どもたちはその慌ただしさの中でも、学習活動、運動活動、文化活動とそれぞれの持てる力を大いに発揮してくれました。100%出し切ったという人は少ないと思いますが、それぞれなりに力を発揮してくれたと思います。そして、いろいろな場面で「生き生きと輝く」姿を見せてくれました。
 学習面では、行事の中でも落ち着いて授業に取り組めました。今年はどの授業においても、グループ学習・ペア学習を取り入れていますが、その活動をとおして互いに学びあう姿が現れつつあります。帰りの会の時間に行っている基礎基本の定着のための補充学習“Toki10”も定着し、成果が現れてきています。運動活動、文化活動においても、中体連の大会をはじめ、各種の大会やコンクール、作品出展においてたくさんの表彰を受けたり、評価をいただいたりしました。
毎朝校門で生徒たちに「おはよう!」と声をかけると、「おはようございます」と元気な声が返ってきます。廊下ですれ違ったときも「こんにちは」という声が聞こえてきます。“あいさつ”は本校の伝統です。これからも、気持ちの良いあいさつを心がけていきましょう。
このように、子どもたちはすばらしい力を持っており、それを遺憾なく発揮してくれています。今後も、そのすばらしい力をみんなで結集して、すばらしい常磐中学校にしていきましょう。
しかし、生活面では、いくつかの問題行動が解消されていません。遅刻、早退の繰り返しが依然として続いています。交通ルール・マナーが守れず、地域の方に迷惑をかけたこともありました。喫煙、万引きなどの触法行為などで指導しなければならないケースもあります。個人的に反省すべきところはしっかりと反省するとともに、集団生活をしているという意識を強く持って、常磐中学校をよりよくしていこうという気持ちで学校生活を送ってほしいと思います。

<1年生 〜人権フォーラム〜>
 12月2日、本校1年生と常磐・常磐西両小学校の6年生が集い、人権フォーラムを行いました。毎年この時期に行っているのですが、子どもたちは久しぶりに出会ったこともあり、緊張した中にも和気あいあいとした雰囲気で、人権学習に取り組みました。
 地域で人権活動をしてみえる「コラソン」の方々に電子紙芝居で講演していただいた後、グループに分かれ、『わたしのものさし』という題材で学習に取り組みました。日常的な課題であり、討議しやすい内容をとおして、人権について考えることができました。しかし、各グループでは1年生が主体となるのですが、手際よく意見をまとめる班もあれば、6年生の意見を引き出せない班もあり、話し合い活動を充実させていく必要があると感じました。

<1年生 〜ブックトーク〜>
 12月1日〜2日、1年生が国語の時間に、いつも図書室でお世話になっている司書の飯田さんから、図書室に置かれている本の紹介や本の借り方、本がどのように分類されて陳列されているかなどの話を聞きました。その後、生徒たちは自分の好きな本を選び、読書を行いました。授業時間内には読み切れませんので、本を借りたい人はその場で借りていって良いということでした。
 本校では、朝の読書を10年近く行っています。読書についてはかなり定着してきていますが、図書室の本を借りて読むということが少ないようです。私が小・中学生の頃は、家で本を買ってもらうことはほとんどなく、学校の図書室にある本を借りて読むことが主流でした。今の子どもたちの朝の読書を見ていていると、個人個人が本屋さんで好きな本を買ってきて読むことが圧倒的に多いようです。学校にはたくさんの本が蔵書されています。
探せばおもしろい本がきっとあるはずです。図書室を大いに利用して、さらに読書のおもしろさを味わってほしいと思います。

<3年生〜移動プラネタリウム〜>
 12月6日、3年生は理科の授業の一環として、四日市市博物館の「移動プラネタリウム」で天体について学習しました。
 四日市市博物館には立派なプラネタリウムがありますが、生徒たちが授業でそこに見に行くことはなかなかできません。この「移動プラネタリウム」は博物館の職員の方が考案したミニプラネタリウムですが、本物のような投影能力があり、職員の方の説明で太陽や月、星などの“見かけの動き”がよくわかりました。また、12月10日の皆既月食の様子も事前に予習ができ、ミニ版ではありますがすばらしい天体ショーを満喫することができました。
 この学習も毎年3年生が行っています。2年生の人は来年を楽しみにしていてください。

<三者懇談会 ありがとうございました>
年末のお忙しい中、三者懇談会のために時間をとっていただきましてありがとうございました。3年生にとっては、いよいよ受験となります。私立高校及び公立高校の前期選抜を受験する人には願書を渡しました。公立高校の後期選抜を中心に考えている人も、試験はすぐにやってきます。この冬休みは遊んでいる暇はありません。自分の将来がかかっている重要な時期です。悔いのないようにしっかりと頑張ってください。
また、1・2年生の皆さんにとっても、この三者懇談会で担任の先生からいろいろとアドバイスを受けたことと思います。成績が良かった、悪かったということが一番に来ると思いますが、それより今後どのようにしていくかが大切です。特に、各教科の観点別評価の初めに記載されている「教科に関する関心・意欲・態度」が授業に取り組む姿勢の表れです。授業をまじめに受ける、提出物をきちんと出す、授業中に積極的に発言するなど、普段の授業をきちんとやってほしいと思います。
なお、評価について疑問な点があれば、担任を通じて教科担当にお聞きください。

◆表彰しました
○JA共済三重県小中学生書道コンクール(半紙の部)…【銅 賞】廣瀬あや子
○四日市市人権ポスターコンクール…………………………【入 選】浅井穂香
○四日市短詩型文学祭(短 歌:中学生の部)……………【奨励賞】山原里央
          (現代詩:中学生の部)……………【優秀賞】山原里央
○四日市文芸賞(小説:ジュニアの部)……………………【優秀賞】山原里央
○三重県中学生新人テニス大会………………………………【5 位】男子テニス部
○冬季北勢バドミントン大会(Aリーグ)…………………【優 勝】白石奈々美
             (Bリーグ)…………………【3 位】近藤未春
             (Cリーグ)…………………【準優勝】山下茉紘
                          【3 位】院南歌音・三浦可蓮
○北勢地区6人制ジュニアバレーボール大会………………【準優勝】女子バレーボール部

 常中だより(15号) 2011.11.30
 はやくも師走となりました。行事、行事で追い回された感がある二学期ですが、大きな行事もほとんど終わり、慌ただしさの中にも、落ち着いて学習に取り組んでいる姿が見られます。
 全校集会では、学習面においても運動・文化面においても、一人一人が生き生きと輝き、“文武両道”の学校をめざそうという話をしています。その期待に、生徒たちが応えてくれている姿を大変嬉しく思います。

<駅伝女子 県大会でも大活躍 3位入賞>
 11月19日、朝から雨という悪条件の中、県内の男女各48チームが参加して三重県中学校駅伝競争大会が開催されました。本校の女子駅伝部(選抜チーム)は、三泗地区大会優勝の勢いのまま三重県大会に挑み、各地区の代表校と手に汗握る好レースを展開。その結果、惜しくも優勝はできませんでしたが、3位入賞という快挙を成し遂げてくれました。
 各地区の精鋭が集まって行われたレース。地区予選のタイムでは、本校は他のチームにかなり差をつけられていましたが、いざレースが始まるとその不安はいつしか飛んでいきました。1・2区では12位でしたがトップ集団の好位置をキープし、3区で一気に6位へ(3区を走った加納ひかりさんは区間賞に輝きました)。4区で5位へと躍り出て、そして最終5区で3位となりました。
 念願の全国大会出場とはなりませんでしたが、選手それぞれが持ち味を生かし、全力を振り絞って走ってくれました。普段はそれぞれが違った部活動を行っている者同士が集まった集団で、県で3位という好成績を残せたことは、生徒たちが無限の力を秘めている証であると改めて思いました。
また、この成績は、最後まで一緒に練習をしていた9人全員の絆のおかげでもあると思います。約1ヶ月間、早朝、放課後練習大変ご苦労様でした。今回も感動をありがとう。

<1年 福祉体験>
 11月15日、1年生は「福祉学習」の一環として、各クラスの班ごとに分かれて市内27箇所の福祉施設を訪問し、福祉体験学習をさせていただきました。生徒たちから施設の利用者の方に声をかけたり、高齢者の方と楽しく話したり、一緒に活動しているうちに利用者の方と仲良くなったりしたなどの体験により、「福祉」への思いや考えを持つことができたと思います。毎年お願いをしている施設もあり、お世話になりました施設の皆様には、厚くお礼申し上げます。

<2年 職業ガイダンス 〜ザ・プロフェッショナル〜>
 2年生では11月15日に、常磐地区社会福祉協議会及び本校PTAの皆様のご協力で、「ザ・プロフェッショナル」と題した職業ガイダンスを行いました。今年も常磐地域を中心に活躍されている10人の様々な職種の、いわゆる「その道のプロ」に講師をお願いしました。いつも真剣に全力を尽くして相手に接しているという方や、いつまでも仕事の勉強をし続けたり研究したりしている方、大変なことや苦労したことはたくさんあるけれど自分が成長していると感じることが大切だという方など、それぞれの仕事の大変さ、楽しさ、厳しさ、苦労などをわかりやすく話をしていただきました。
生徒たちは6月に既に職業体験学習を済ませていますが、改めて「仕事」のもつ意味を考えながら、プロの話に聞き入っていました。講師を快く引き受けていただきました皆様には改めて御礼申し上げます。また、この授業は次年度以降も継続していきますので、地域の皆様には引き続き、ご協力をよろしくお願いいたします。

<3年 進路説明会>
 3年生は18日に進路説明会を行いました。生徒の皆さんは話をしっかり聞き、やはりどの顔を見ても真剣そのものでした。進路というものが身近に迫ってきたという緊張感が伝わってきました。説明では、進学に関することが中心になりましたが、それとともに今の中学校生活を見直すことも大切だという話もさせていただきました。自分自身に厳しく、残りの中学校生活を送ってほしいと思います。
今年から公立高校の前期選抜では「学校長推薦」がなくなりました。従来にも増して、中学校から高校に送られる調査書(内申書)が重視されます。調査書は普段の学校での成績や生活の様子などが記載されますので、やはり普段の授業や学校生活をきちんとすることが一番大切だということです。中学校生活も残り3ヶ月余りとなりました。気を引き締め、3年生としてのきちんとした態度で卒業式・入試を迎えられるようにしてください。

<三者懇談会のお知らせ>
 すでに各担任から連絡が行っていると思いますが、12月8日(木)、9日(金)、12日(月)の3日間、三者懇談会を行います。1・2年生は2学期の学習状況や学校生活の様子、冬休みの過ごし方などを中心に、3年生は2学期の学習・生活状況とともに、私立高校や公立高校の前期選抜等の受験校を決める懇談になります。
 年末で大変お忙しい中、十分な時間がとれず申し訳ありませんが、事前にお子様と話をしておいていただくなどして、有意義な懇談となりますよう、よろしくお願いします。

<12月の生活目標は、「人を思いやる心を大切にしよう」です>
12月4日〜10日は人権週間です。
本年度の「第63回人権週間」では、啓発活動重点目標「みんなで築こう人権の世紀 〜考えよう相手の気持ち 育てよう思いやりの心〜」を始め、16の強調事項を掲げ、啓発活動を展開することとしています。私たちも“思いやりの心”や“かけがえのない命”についてしっかりと考えましょう。そして「人権週間」から「人権習慣」に発展させていきましょう。

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