お知らせボード(学校長より)

 常中だより(21号)   2011.3.1
<すばらしい卒業式にしよう> 
 3月8日は、3年生にとっては中学校3年間の締めくくりであり、最後の晴れ舞台となる卒業式です。
3年生の皆さんは、もう既に保育園や幼稚園、小学校で卒業式は経験済みです。今さら、卒業式について注意をするまでもないことでしょう。しかし、いつの時代も、どんなに世の中が変わろうとも、卒業式は人生の大きな節目であることには代わりがありません。
卒業とは、これまでの3年間の様々な学習や活動などの教育課程が修了したことが認められるということであり、その式典は中学生として立派に成長したことを祝う儀式です。また、社会人へと巣立っていく皆さんを励ます儀式でもあります。ですから、当然、その式典は厳粛に行われなければなりません。服装や頭髪はもちろんのこと、式場への入退場の仕方や式典中の起立・礼・着席の動作なども節度を持って行うことが大切です。また、校歌や式歌の合唱では、合唱コンクールの時のような歌声を響かせてほしいと思います。そして何より、卒業証書授与の時に担任の先生から名前を呼ばれますが、名前を呼ばれるのはこれが最後になります。はっきりと大きな返事で応えてほしいと思います。
卒業式には、在校生の代表、保護者の皆さん、地域の方などたくさんの人たちに出席していただき、皆さんの門出を祝っていただきます。そのような方々に対する感謝の気持ちも込めて、厳粛な式典となるよう、そしてすばらしい卒業式となるようにしましょう。

<3年生の保護者の皆様へ>
 3年間、大切なお子様をお預かりしてきました。本校の教育において至らぬ点が多々あったかとは存じますが、お子様には本校における中学校課程を終了され、卒業されることとなりました。おめでとうございます。その門出を祝う卒業式を、3月8日(火)午前9時30分より挙行いたします。保護者の皆様には当日8:45〜9:00の間に受付を済ませていただき、式場へ入場していただくことになっています。当日は、大変混雑することも予想されますので、時間に余裕を持ってご来場いただきますよう、よろしくお願いいたします。

<吉田山ボランティア 木々が元気になりました>
 好天に恵まれた2月26日(土)、本年度、第3回目となる吉田山ボランティア活動をたくさんのPTAや生徒の皆さんの協力を得て、行うことができました。今回は吉田山に植林されている木々への施肥を主な作業としていただきました。自然に生えた木ではなく、植林された木のため、定期的に施肥を行う必要があるからです。
 私は田舎育ちで、家には田や畑があり、そして山も所有しています。しかし、山林の手入れは父に任せっきりで、私は全くの素人です。今回の木々への施肥も実は初体験でした。学校だよりbTでも記述させていただきましたが、8年前に植林した木々が元気に育ってくれている姿を見て、「これからももっと大きく育てよ」と願いながら、私は木々の下草刈りをし、PTAの方や生徒たちには肥料を与える作業をしていただきました。また、たくさんの生徒が参加してくれたため、当初予定していなかったのですが、側溝に溜まっている土を上げたり、草を刈ったりする作業も合わせてやっていただきました。
 自然環境が少なくなっていく時代の流れの中にあって、このように自然を守り、自然を育てていくことは、生徒の心を豊かなものにしてくれると思っています。そして何よりも、生徒たちがたくさんボランティア活動に参加してくれたことこそが、既に生徒の心を育てているのだと感じています。参加してくれた生徒の皆さん、そして大変お忙しい中、また、休日であるにもかかわらずご協力をいただきましたPTAの皆様に心からお礼申し上げます。ありがとうございました。

<3月の生活目標は・・・>
「1年間を振り返り、次の学年につなげよう」です
 あっという間に1年が経とうとしています。自分なりに満足できたという人もいるでしょう。また、十分にできなかったと不満が残ったという人もいるでしょう。この1年間を振り返り、反省すべきところはきちんと反省してください。特に、学習面において気を緩めてしまった人は、しっかりと学習に励めるようにしてください。そして、新学年では新しい自分を出せるようにしてください。3年生の人はもちろん、高校生活につなげてくださいね。

<学校づくり協力者の皆様よりご意見を頂戴しました>
 2月21日、本年度2回目の「学校づくり協力者会議」を開催しました。当日は、学校公開日も兼ねていましたので、保護者や地域の皆様と同じように授業参観をしていただきました。校内を全て見ていただいた後、会議を行いました。その会議の席上、各委員の皆様から出された意見の概略を記載させていただきます。なお、12月に保護者の皆様から頂戴したアンケートの集約も委員の皆様に見ていただき、合わせてご意見を頂戴しています。委員の皆様からいただいたご意見とともに、保護者の皆様からいただいたご意見を基に、本校の教育活動の見直しを図り、さらによりよい学校へと改善していくよう努めてまいりたいと存じます。
・1学期に比べて落ち着いた状態で授業が行われていた。廊下もきれいであるし、トイレのスリッパもきちんと揃えられているなどきちんとした環境で学習に取り組めている。
・1学期に要望した補充学習への取り組みをさっそく実行するとともに、その補充学習の効果が徐々に出てきたことは評価できる。
・幼稚園に職業体験学習に来た生徒が、一生懸命に園児たちの遊び相手になってよく頑張ってくれた。
・朝の挨拶はよくできているが、来客者に対する挨拶などがもっとできるはずである。教師が率先して行うなど、指導をしてほしい。
・学校内における問題にしっかりと取り組んで落ち着かせていけば、学校外の問題も自然と減少していく。まずは、授業がきちんとできる体制づくりをしっかりとやってほしい。
・勝利至上主義にならないよう、中学校の部活動としてのあり方をしっかりと考えていってほしい。
・学校の努力がうまく保護者に伝わっていない。ますますの情報発信の工夫が必要である。
・大学生やお年寄りなどの地域のボランティアの力を、学校で活用できるよう工夫をしてほしい。

<学校公開・授業見学等ありがとうございました>
 2月21日の学校公開日にも、多くの方が授業等の参観をしていただきました。大変お忙しい中、また、お寒い中ありがとうございました。お寄せいただいたご意見を掲載させていただきます。
 お寄せいただいたご意見は、我々教師が励まされ、勇気づけられるメッセージでもありました。まだまだ改善しなければならないことは山積しておりますが、地道に努力を重ね、保護者や地域の皆様のご期待に応えられるよう努力してまいります。

・環境(廊下の美しさ、トイレの清潔さ等)も配慮され、また、何よりも全学年が落ち着いた雰囲気の中で学習がなされていた。大変うれしく、先生方の日ごろの努力に敬意を表したい。地域の人間にとって、学校、特に思春期の中にいる中学校に関心が強く、また、期待も大きい。これからも、子どもの幸せのために、努力を惜しまずしていただくことを期待します。
・前回は、落ち着きがなく、ざわざわとした印象を受けたのですが、今日はどの教室も静かで、正直びっくりしました。できれば、中学校も30人学級を実現してほしいのですが、すぐには不可能ですので、少人数学級などにして、分からないままおいていかれる生徒が出ないようにしていただきたい。先生方も、挨拶も気持ちよくしていただき、ありがとうございました。
・体育の授業を参観しました。先生の指示をよく聞いて、子どもたちは一生懸命にバスケットの練習をしていました。楽しく、かつ、けじめのある学習で良かったと思いました。
・どのクラスも静かに授業を受けていました。当たり前のことですが、私の中学校の時代(約30年前)より、雰囲気が柔らかく感じました。
・生活学級を見学に来ました。いろいろ話を聞けました。また、本人を連れて来たいです。娘が楽しく行ける学校であってほしいです。

<常磐中学校をよりよくするために・・・>
 12月に生徒や保護者の皆さん及び学校教職員に「学校」についてのアンケートを実施しました。ご協力ありがとうございました。本年度の集約ができましたのでお知らせいたします。学校ホームページ上にアンケート結果をグラフで表し、まとめの考察を入れて記載してありますのでご覧ください。また、いろいろなご意見に対しましても、グループ分けをして学校としての考えを掲載させていただきましたので、合わせてご覧いただきたいと思います。
(冊子をご希望の方には配布しますので、生徒を通してご連絡ください)

 常中だより(20号) 2011.2.25
【謹んで、阿野田先生のご冥福をお祈りします】
 去る2月9日、本校の阿野田澄和教諭が、急性の心不全のため急逝しました。享年52歳でした。
 阿野田先生には、授業はもとより、1年4組の学級担任として、第1学年の学年主任として、また、男子テニス部の顧問として、本校の教育にご尽力いただきました。
 先生は、大らかな性格で、にこやかに子どもたちを包み込むように、そしていつも情熱を持って教育に取り組んでいただきました。時には厳しく指導しつつも、子どもたちを温かく見守っていただいていました。
 このような先生のお人柄は、本校の生徒をはじめ、前年度まで勤務をされていた内部中学校の卒業生やかつての教え子の皆さん、教育関係者の方々など、その数800人に上る多くの方が通夜、告別式に参列いただいたことでもわかるかと思います。
 阿野田先生のご遺族のお気持ちをお察し申し上げるとともに、本校の教育に情熱を注ぎ御尽力いただきました先生の御遺志を引き継ぎ、今後とも、常磐中学校の生徒たちの教育に努めてまいりたいと存じます。

<熱々ホクホクのジャガイモ食べました 1年生収穫祭>
 2月2日、1年生は収穫祭を行いました。これは、総合的な学習の時間を活用した農園活動の取り組みの集大成として行ったものです。昨年の秋にジャガイモの種芋を植え、年末にジャガイモ掘りを行いました。まるまると太った見事なジャガイモがとれたので、今回そのジャガイモを茹でて食べようというものでした。
 寒い日がずっと続いていたのですが、この日は急に暖かくなりました。(みんなの心がけが良かったのでしょう)毎年、グランドの南側の吉田山下の空き地で行っていますが、そこはかまど用のブロックが置いてあり、また、燃料となる枯れ草や枯れ木はすぐ手に入る好条件の場所です。
各班に分かれてかまどを設置し、枯れ草に火をつけ、鍋に入れたジャガイモを茹でました。6月に行った自然教室での経験が役に立ち、火起こしや鍋の準備、火の番も手際よくできていました。簡易かまどであり、野火のため煙もたくさん出ましたが、みんなが協力をして、作業を進めることができました。大きなジャガイモをそのまま茹でたのですが、芯までしっかり茹であがっていました。
 昼食の時間に合わせて、みんなで茹でたてのジャガイモをほおばりました。家から持ってきた塩をふりかけたり、バターを塗ったりしておいしくいただくことができました(私もおこぼれを頂戴しました)。
 何一つ苦労なく食べ物が手に入る時代。コンビニで惣菜を買い、電子レンジでチンして簡単に食べることができる時代。だからこそ、食べるために自分たちで畑を耕して食物を栽培し、収穫をし、そして食物に感謝していただくことを経験してほしいのです。このような食育も含めた農園活動を通して、子どもたちが食べることのありがたみを十分に分かってほしいと思います。

<少し大人になったかな  2年生職業体験学習>
 2月2日〜5日、2年生は市内の61事業所にお世話になって、職業体験学習を行いました。4日間、天気にも恵まれ、この時期としては大変暖かい日が続き、生徒たちにとって、「通勤」や戸外での作業にはずいぶんと助かったことでしょう。
 初日から遅刻をしてしまった人や体調を崩して「欠勤」した人もいましたが、それぞれが今まで事前に学習してきたことを生かして、一生懸命に仕事に精を出していました。ホームページの速報でもお伝えしたように、緊張の中にも、にこやかな笑顔で働いている姿がありました。テーブル拭きや食器洗いをしたり、販売体験をしたり、商品を陳列棚に並べたり、厨房に入ってパン作りをした人もいます。中には店長さん顔負けの腕前を発揮する人もいて、店長さんがそのままスカウトしたいというようなこともありました。幼稚園や保育園ではそれこそ童心に返って子どもたちと遊び、働くことの大変さとともに保育の大切さを学んだ人もいました。消防署では署員と一緒になって訓練を受け、部活動以上のきつさを味わった人や、FMよっかいちの“特派員”として常磐中学校に取材に訪れ、私にインタビューをしてくれた人もいました。(この様子はFMラジオで放送されました)
 この3日間の職業体験学習を通して、働くという実習とともに、事業所で働いている方と話したり、教えていただいたりすることによって、コミュニケーションの大切さも学習したのではないでしょうか。学校や家庭ではいつも決まった大人とのふれあいしかありません。このような体験実習によって多くの大人の方と接する機会はすごく大切なことだと思います。
事業所で働いている子どもたちの姿を見ると、学校での授業では決してできない体験ができ、本当にすばらしい学習になったと思います。頭では働くことの大変さ、苦労、また楽しさということが分かっていても、実際に体験しなければ本当の意味では分からないものです。今回、3日間働いたことによって、頭だけでなく体でも、さらに心でも働くことの重要性を感じ取ることができたのではないでしょうか。
 実習を終えて、また、学校の授業に戻りました。近い将来、学生生活を終え、実社会に飛び出したときに戸惑うことがないようにするためにも、今回の体験をいつまでも忘れないでいてほしいと思います。そして働くことの大切さ、重要性を常に頭に置いて、そのために学習を頑張らなければいけないのだと心に刻んでください。

<1・2年生 学年末テスト>
 3年生は今、受験という荒波のまっただ中にいます。1・2年生の皆さんも、2年〜1年後にはその中に飛び込んで行くことになります。人ごとではありませんよ。
 3年生の皆さんの中には今になって「1・2年生の頃にもっと勉強しておけば良かった」「もっとまじめに授業に取り組んでおいたら良かった」と、後悔している人もいます。そういう先輩の姿をかえりみて、後悔しなくてすむようにしてほしいものです。
 2月23日〜25日の学年末テスト。それぞれの学年としての評価、成績となります。気をひきしめて、しっかりと学習に取り組みましょう。

 常中だより(19号) 2011.2.1
 <2年生 有意義な職業体験に>
 明日からいよいよ職業体験学習が始まります。先日、各事業所に挨拶を兼ねて事前訪問をしました。初めてのことでかなり緊張したのではないでしょうか。事業所でお世話になる方々に対して、きちんと挨拶ができたでしょうか。お世話になる3日間の仕事内容はしっかりと把握できたでしょうか。
 これまでに事前指導が何回かあり、よく分かっていることだと思いますが、もう一度心構えやマナーなどについて復習をし、常磐中学校の生徒として、きちんとした態度で職業体験ができるようにしてください。
 風邪がはやっている時期です。早寝をして体調管理を十分にしてください。時間にも余裕を持って行動するように心がけ、また、行き帰りの交通にも十分に気をつけ、有意義な体験になるようにしてください。

 <1年生 和やかに百人一首大会> 
 1月26日、1年生は体育館で百人一首大会を行いました。風邪やインフルエンザが懸念されたのですが、マスクをすることやウィンドブレーカーなどの防寒対策を行い実施しました。
 各クラスの対抗戦で、組み合わせは出席簿順ということもあり、男女が半々のところもあれば、男子だけ、女子だけというグループや紅一点や黒一点のグループもありました。先生方が詠み手となり、和気あいあいとした大会となりました。上の句が詠まれているうちに素早く札をとる人もたくさんいました。自分の目の前にある札をとられて悔しがる人、お手つきをしている人、同時に取ってジャンケンをしている人など、1年生らしさが現れていました。
 私も飛び入りで詠み手として参加させていただきました。上の句を詠み始めると、シーンと静まりかえり、下の句を詠み始めた途端、一気に盛り上がりの歓声が聞こえてきました。
 昨今、ゲームや携帯電話で一人遊びをすることが多くなった子どもたちにとって、このような日本古来の伝統的な遊びは、これまで以上に必要な時代だとつくづく感じます。お正月は終わりましたが、ご家庭でも百人一首やトランプなど、多人数で遊ぶ機会を持っていただくとありがたいと思います。

 <3年生 県内私立入試終わる>
 三重県内の私立高校の入試が終わりました。初めての入学試験の手応えはどうだったでしょうか。学習の成果を十分に発揮できた人、あがってしまってちょっと力を出せなかった人、難しかったという人・・・様々な感想があるでしょう。
 県内の私立高校を第1希望にしている人にとっては一段落というところですが、この後、愛知県内の私立高校や三重県立高校の前期選抜が控えています。県立高校を希望している人にとっては、これからが本番。さらに気を引き締めて、学習に取り組みましょう。

 <学校公開日について>
 2月21日(月)、今年度3回目の学校公開日となっています。これまでにも、保護者の皆様や地域の方々には授業参観を始め、体育祭・文化祭などの行事で幾度となく学校に足を運んでいただき、ありがとうございます。
 今回は、今年度最後の公開日となりますので、お時間の許す限り学校にお立ち寄りいただいて、子どもたちの学習や部活動の様子などをご覧いただきたいと存じます。
 なお、この日は午前中に、学校づくり協力者会議の皆様にも御来校いただき、授業を参観いただくとともに、先日、保護者の皆様からお寄せいただいた「常磐中をよりよくするための意見や要望」のアンケート結果をご覧いただき、ご意見を頂戴することになっています。
また、午後からは来年度新入学の子どもたちと保護者の方々に、入学説明会を実施する予定となっています。

 <吉田山ボランティア>
 2月26日(土)(雨天の場合は27日)、PTAの皆様の主催で、今年度3回目の吉田山ボランティア活動をしていただきます。
 前2回は、非常に暑い中、除草作業をしていただきました。今回は、厳寒の中お願いすることとなります。年度末を迎え、大変お忙しいときではありますが、万障繰り合わせの上、ご参加いただきますようよろしくお願いいたします。
 なお、詳細については、別途、通知させていただきます。

 <生活態度を見直そう!!>
 2月の生活目標は、「生活態度を見直そう!!」です。
服装はきちんと着用していますか。制服の中に重ね着をする服の着方にも注意しましょう。
挨拶はしっかりできていますか。朝の挨拶・授業の挨拶はもちろんのこと、来校された方々にも気持ちの良い挨拶をしましょう。
ベル席などの授業規律は守れていますか。忘れ物はないでしょうか。いよいよ学年の締めくくりの時期です。気を引き締め、もう一度自分自身の生活態度を見直して、1年間の総決算をしましょう。

 常中だより(18号) 2011.1.21
 【あっという間に・・・しかし、余裕を持って】 
 新しい年が明け、あけましておめでとうといっていたかと思っているうちに、もう1月も半ばを過ぎてしまいました。
 昔から、1月(いちがつ)は「行(い)く」月、2月(にがつ)は「逃(に)げる」月、3月(さんがつ)は「去(さ)る」月と言い、その月日の経つ早さを語呂合わせで伝えてくれています。
 特に、この3学期という期間は、一年でも一番短い上に、別れの季節でもあることから、妙に忙しく、時が経つのも早く感じられる時期です。一日一日を大切にして、一年間のまとめをしましょう。とりわけ、3年生にとっては、中学生3年間の集大成とするべき期間でもあります。悔いのない期間にしたいものですね。
 また、先日は、日本全国が寒波に襲われ、四日市市内でも久々の積雪となりました。各地で交通網が寸断され、大混乱となりました。大学のセンター試験とも重なり、開始時間を遅らせる措置が行われたところもありました。自然には勝てません。しかし、それなりの準備、心構えは事前にできるものです。常日頃から余裕を持ち、様々なことに対処できるようにしておきたいものです。これから流行するであろう、インフルエンザに対しても同じことが言えますよ。

 【授業参観、家庭教育講座ありがとうございました】
 今回は、全学年が道徳の授業を公開しました。今までは教科の授業ばかりでしたので、道徳という心の教育を見ていただくのも良い機会になったのではないでしょうか。
常日頃から、心の教育を大切にしていますが、頭ではわかっていても行動に移せない子どもたちも何人かいます。いいことはやらなければいけないと思っていてもできなかった、いけないと分かっていてもついつい流されてしまって、ルールを破ってしまったりする人もいます。人間は弱い動物です。だからこそ強い意志を持って、行動に移すことが大切なのです。そのために、道徳の授業から学び、実行に移してほしいのです。ご家庭でも、教科の勉強とともに、道徳心をつけさせる取り組みをお願いしたいと思います。
 また、PTAの学級委員の方々の主催により家庭教育講座を開催いたしました。今回は、四日市市下海老町在住の三好啓治さんにお越しいただき、「成績は朝ごはんで決まり!」と題して講演していただきました。栄養学に偏りがちな食育ではなく、漢方の考え方も取り入れながら、食のあり方・考え方などについて、朝ごはんの意味と生活リズムの大切さを中心に、お話ししていただきました。皆さんのご家庭でも、食生活、生活リズムの大切さを再度、考えてみてください。

 【3年生 私学入試戦線スタート】 
 1/22に行われる鈴鹿高校・津田学園・大橋学園の入試を皮切りに、いよいよ私学の入試が始まります。
 3年生にとっては初めての入学試験。大変緊張すると思いますが、自分自身を信じて、今まで努力してきた学習の成果を十分に発揮できるよう頑張ってほしいと思います。実力を十分に発揮するためには、体調を整えておくことも大切なことです。睡眠時間や栄養を十分にとること、早寝早起きをして頭をすっきりさせておくこと、当日は時間に余裕を持つこと、忘れ物をしないように前日にきちんと準備しておくことなど、試験以外に気をつけなければならないことがたくさんあります。全てにおいてベストの状態で試験に臨めるようにしてください。皆さんの健闘を期待しています。そして、見事合格してくれることを祈っています。

 【2年生は職業体験学習】 
 2年生は将来を見据え、職業体験学習に挑みます。将来なりたいと思っていた職業や経験してみたいと思っていた職業、以前より興味をもっていた職業を体験することになります。
 この職業体験学習は、地域の企業やお店屋さん、公共機関などにお願いをして、体験をさせていただくものです。それぞれの事業所にとっては、年度末を控え大変忙しい時期でもあり、ご迷惑をおかけすることになります。働くことの意義、仕事の大変さ、世の中の厳しさを教えていただくことは大変ありがたいことであり、社会人としての心構えも教えていただけるよい機会にもなると思います。
 2年生の皆さんは、そのような忙しい中、快く引き受けていただいた地域の事業所の方々に感謝の気持ちをもって、真剣に、一生懸命に仕事をしてほしいと思います。貴重な時間を割いて、皆さんの将来のために協力をしていただいているということを念頭において、体験学習に取り組んでください。
 おそらく事業所の方々は、皆さんにいろいろと気遣いをしてくださると思いますが、それに甘えず、自分自身に厳しく行動してください。また、体調を崩さないように体調管理もしっかりとし、行き帰りの「通勤」時には事故にあわないように気をつけましょう。
ぜひ、有意義な3日間にしてください。さぁ、大人の仲間入りです。

 常中だより(17号) 2011.1.11
 新しい年の始まりです
あけまして おめでとうございます。
本年もよろしくお願いいたします。

 19日間の冬休みも終わりました。楽しい冬休みになりましたか。有意義な休みになりましたか。家族旅行や帰省、スキーやスノボー、ボーリング、映画等楽しい思い出ができたのではないでしょうか。お年玉もたくさんもらって、好きな物を買ったり、貯金をしたり・・・冬休みは本当に楽しいですね。でも、3年生は勉強や塾に忙しく、そんな余裕はなかったかもしれませんね。
 さて、新年といえばやはり、新たな決意表明です。「一年の計は元旦にあり」。神社や寺などに初詣に出かけたり、初日の出に向かったりして、それぞれがいろいろなお願いごとや抱負などを念じたりしたことでしょう。健康や家内安全はもとより、成績UP、部活動での活躍、高校合格などいっぱい祈願したことでしょう。
 しかし、お願いしているだけでは、神様や仏様は願いを聞いてはくれません。やはり、自分自身がそれなりの努力をしないことにはダメなのです。祈願したことや、抱負などが実を結ぶよう最善の努力をすることです。「決意=実行」です。これまで、実行に移せなかった人も、今年こそは「有言実行」でいきましょう。そうすれば、きっと、素晴らしい春がやってくるでしょう。

 <トイレの神様> 
 昨年、大流行した歌の一つに、植村花菜さんが歌った「トイレの神様」があります。年末の紅白歌合戦や新春のテレビドラマを見た人もたくさんいるでしょう。私はこの歌を昨年、初めて聞いた時、とても感動しました。曲はもちろんのこと、その歌詞に共感させられました。
 花菜さんとそのおばあちゃんとの思い出が詰まった歌ですが、その歌詞の中に、おばあちゃんが花菜さんに「トイレにはそれはそれはきれいな女神様がいるんやで だから毎日きれいにしたら 女神様みたいにべっぴんさんになれるんやで」と語りかけるくだりがあります。花菜さんはべっぴんさんになりたくてトイレをピカピカにするのですが、そのべっぴんさんというのは容姿だけでなく、心も美しい人を意味しています。
 トイレ掃除を好き好んでするという人は少ないでしょう。でも、誰かが汚いトイレを掃除して、使いやすくしてくれているのです。
使う人が気持よく使うためにもきれいにすることが必要なのです。トイレがきれいになった時の喜びは、トイレ掃除をやった人にしか分からない喜びだと思います。きれいにすることは、自分の心もきれいにしているからなのです。それが、自分自身への喜びに変わるのです。嫌なことを進んですることが大切だと思います。
 トイレ掃除について話をしましたが、これはトイレだけではありません。皆さんは毎日使っている教室や体育館、運動場、そして、各家庭の部屋などを毎日掃除しているのですが、掃除を一生懸命にしている人もあれば、形だけやる人、中には担当場所にもいかず、サボっている人もいます。
 もう一度、「トイレの神様」を思い出し、掃除をしっかりとやって、自分たちが使っている教室や部屋をきれいにするとともに、自分自身の心をしっかりと磨いてほしいと思います。

 <ありがとう> 
 もう一曲、いきものがかりが歌い、NHK朝の連続ドラマ“ゲゲゲの女房”の主題歌にもなった「ありがとう」についてです。(新春早々、歌謡曲ばかりで申し訳ありません。)私事ですが、昨年末に90歳の母親を亡くしました。元気だったのですが、突然心筋梗塞で亡くなりました。「親孝行。したいときに親はなし」昔から、親のありがたみは亡くなってからわかるといいますが、全くその通りでした。冷たくなった母親の姿に、今までありがとうと語りかけるのが精一杯でした。
「“ありがとう”って伝えたくて あなたを見つめるけど 繋がれた右手は 誰よりも優しく ほら この声を受けとめている」
 皆さんも、家族や親戚の人などに囲まれて過ごしています。日ごろは何気なく生活をしているから、感謝なんていうことはなかなか湧いてこないものです。
 親子げんかや兄弟姉妹げんか、ときには、祖父母に対しても文句を言うこともあるかもしれません。生きているからこそ、けんかはつきものです。でも、いろいろと言いたいことはあると思いますが、相手の気持ちを気遣うことは忘れないでほしいと思います。
 そして、普段から親孝行、祖父母孝行をしっかりやって、いつも「ありがとう」という感謝の気持ちを大切にして、「家族愛」を確かめてください。

 <知っていますか 常磐中学校の文化遺産 その@>
皆さんが毎朝、登校する校門のすぐ横にある石碑。学校の校訓「自主 創造 協力」が書かれています。この石碑は、昭和50年度第3回卒業生の皆さんの卒業寄付として建立されたものです。建立にあたっては、当時の卒業生が築山づくりに携わったそうです。徒歩通学の人は、朝夕すぐ横を通るのでわかると思いますが、自転車通学の人は、正門を通ることが少ないので、一度見に来てください。
 でも、毎日すぐ横を通っていてもほとんどの人は気にかけていないでしょう。一度じっくりと見てほしいと思います。そして、校訓を確かめ、常磐中学校の歴史を感じるとともに、常磐中学校の生徒としての自覚をさらに高めてほしいと思います。

 1月の生活目標  
<登下校のマナーを守ろう!>
 特に、自転車の乗り方について、地域の方から苦情を寄せられることが何度かあります。
ノーヘル、2列以上の並進、傘さし運転、交差点で一旦停止をしない、二人乗り、違反自転車乗車など、交通ルールを守れていない状況も見られます。
事故を起こしたら命に関わることにもつながります。自分の大切な命を守るためにも、交通ルールやマナーをしっかりと守りましょう。




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